久々。
週明けの月曜。
道の両側の林は、かなり寒々としてきていた。
葉が残っているのは、冬も散らないカシワ。
「冬柏」が冬の季語だと知ったのは、「エースをねらえ!」だったか。
翌、火曜日。
ほぼ冬木立へと移ろっていた。
カラマツの落ち葉が風雨に吹き寄せられ、濡れた路面に黄色の模様を成していた。
そんな中、久々の伐採作業。
黄葉のカラマツの間を伸びる真ん中の道は、俺が切り開いた作業道路だ。
ここは元々伐採地だったのだが、20年ほど放置され、再びカラマツなどが伸びまくっていたのだ。
赤っぽいのはカラマツ、白っぽいのはドロノキ。
この現場は一人でやってるので、作業進行は地味そのもの。
2時間くらいの成果。
といっても、これは太いとこだけだ。細いとこや枝はまた別に集める。
今日の午前中は、日差しがあった。
冬木立に鮮やかなムラサキシキブの実。
実物は写真以上に鮮やかだ。
のっぺりした枝先から実の名残の房の軸が垂れ下がっている、ヤマウルシ。
今日の現場はウルシだらけだった。
完全防備とはいえ、顔や手首はどうしても少し露出しているから、たぶん返り血を浴びているはずだ。
秋口に下刈りした荒地から、コクワが伸びてきていた。
昼からかなりの雨になり、作業は中断。
雨の止み間に見えた駒ケ岳は、冠雪の範囲が広がっていた。
あれが平地まで降りてくるのも、時間の問題だろうな。