クルマは、ガソリンで走るのです。とは限らない。


日産のリーフに試乗する機会があった。
ご存知のとおり、100パーセント電動、完全な電気自動車だ。
車体としては、表示のとおり、まさにゼロ・エミッション。
タイヤの摩耗粉なんかは無視しうるってことで。
電磁ノイズとかのラジエーションはありそうだが、それは排出物とは言わないだろうしな。
タイトルは、昔の石油会社のCMコピーから。
のーんびり行こーよー、という歌に乗って、亡き鈴木ヒロミツさんが出演されていたと思う。
ご記憶の読者諸兄は、それなりのおトシですな、失礼ながら。


試乗に同乗して下さった担当の方によると、実用航続距離は、函館から札幌には届かない、とのことだ。
寒冷時は電池の性能低下と、ヒーター使用などにより、さらに航続距離は短くなる。
電気自動車ではエンジンの排熱を利用できないので、ヒーターも電気式なのだ。
充電スタンドは、日産の販売店や一部の道の駅、ホテルなどに整備されつつあるらしいので、長距離では充電スタンド伝いに移動するしかない。充電は、急速でも20分はかかってしまうとのこと。そのへんが長距離移動の実用上のネックなのだとか。

実際に乗ってみると、出足から公道速度あたりの加速は、想像をはるかに越えて、キモチいい。電車か新幹線のような感じで、ウィーーーーーンというような、モーターとギアの唸りだけで滑るように加速していく。空力的にもよくできているようで、風切り音は小さい。
だからだと思うが、速度感がつかめず、運転中はつねに速度計に注意を払う必要があった。エンジンのCVT車に初めて乗ったときのちょっとした違和感のある速度感とも違う。リーフでは速度情報が視覚情報のみに等しいので、その車体の運転席からの視点に慣れていないと、そもそも速度感がつかめないような感じなのだ。
まあ慣れれば普通に乗れるんだろうけど、初試乗だからな。普段エンジン音の存在感のあるクルマにばかり乗ってるってのもあるし。
一方、ブレーキのほうは回生ブレーキとのことだが、バキュームサーボと遜色ない感触に出来上がっている。
初体験のリーフの運転感覚は、従来のクルマとは別モンだったな。なかなかおもしろい乗り物になっていた。

これなら、たとえば都市部とかでちょい乗りのアシにするとか、職場で充電が許されるなら近距離の通勤なんかにはいいかもしれない。
ただ、現状では補助金が出るとはいえかなり高価だし、当地以北では寒冷時の運用に懸念がなくもなかったりする。
乗せてもらって申し訳ないが、俺は買ってまでは乗らないかなやっぱり。
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買い物。


今日は、函館にサンバーの部品を買いに行った。
途中、北斗市ですごい雨に遭遇。
結構すごい雨だったんだけど、スチルだと伝わりにくいな。


買った部品はこれ。
子メタルとポイントだ。
子メタルのセットが税別3530円、ポイントは同810円。
毎年じわじわ値上がりしている。デフレとは無縁だな旧車パーツ。


ついでにこれも買いに行った。
個人でも買える函館の鋼材屋で、0.8mmtと1.0mmtの鉄板を購入。
この厚みでは亜鉛メッキ板は取り扱っていないとのことで、ハダカの鉄板だ。
0.8mmの3X6、つまり厚さ0.8mmの3ft X 6ftの板で、重さ10kg。kg単価が192円で、1枚の値段は税別1920円。
1.0mmのほうは、同じく13kgで2496円。
1枚ずつ買って、税込みで4769円だった。


倉庫に軽トラを入れて、荷台にハダカ積み。
汚れるかと思って俺は作業ツナギ着てたんだけど、積み込むとき、倉庫係さんに、
「板金屋さんは1とかコンマ8とかだねみんな。やっぱりこのへんが使いやすいんだべね」と話しかけられた。
俺は板金屋でないんだけど、
「ああ、そうっすねやっぱりこのへんが」などと返事してみたのだった。
ハダカの鉄板載せて、来たときみたいな雨に遭ったら鉄板真っ赤っかになるな、と心配していたが、幸い雨の隙間を縫って帰ることができた。
ポンコツの神様に感謝。
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