大鋸。
大鋸。
長く放置されていたようでサビがひどい。
なんてな。
正体は、柳月の三方六に付いてくる、切り分け用の大鋸形のプラスチックナイフだ。
まず、柄の端に穴を開けた。
ちょうど穴を開けやすい位置に凹みがある。
柄には「柳月」のモールドがある。
サンドペーパーで、モールドを削り落とし、ついでに全体を荒らす。
刃先は結構鋭いので、サンドペーパーで舐めて軽く丸める。
柄に、罫書き針で木目っぽく筋を掘る。
つや消し黒をさっとスプレーして下塗り。
スプレーを離してさっと吹くと、表面が適当に凸凹して、後のサビ仕上げがいい感じになる。
刃の部分はシルバーを薄くドライブラシして、濃茶色からオレンジ、黄色などを筆先で叩きつけて、サビを付ける。
柄は、グレーやベージュを適当にこすりつけて、古い木材の感じを出す。
柄にクレヨンやグリスペンシルで黒や茶色を擦り込んで、最後に拭いて、筋の中に色を残す。
仕上げに全体にツヤ消しクリアを薄く吹いて保護する。
あり合わせのボールチェーンを通したら、ちょっといい感じのキーホルダーになった。
柄の仕上げはまだ努力の余地がおおいにあるけど、刃はぱっと見サビた鋼にしか見えない、と自画自賛しているが、いかがかな。