羽田からミュンヘンへ直行、約12時間。ホテル一泊後、朝9:30 にバスでミュンヘン観光へ。
気温15度ほどの東京から最高気温6度のミュンヘンへ来て、ともかく寒い。おまけに雨だ。
ニンフェンブルク城は、バイエルン選帝侯の夏の別荘として建設されたバロック建築の宮殿。
宮殿の前庭の花が美しい。ガイドさんは、花が枯れる時期になるとすべて引っこ抜いて、新しい花に植え替えるのだと、にべもない。
花で有名なバンクーバー島のブッチャートガーデンと同じ方式で、切り花を並べているのと同じことになる。
芝生にはカモメが雨の後に出てくるミミズをつまんでいる。海から離れたところにいるこれらのカモメは渡り鳥だという。
第二次大戦で戦災を受けなかった貴重な宮殿だ。
ヴェルサイユ宮殿庭園を手本にした広大な庭園が建物の後ろに連なるが、今回はパス。
昨年、ゆたりと庭園を見たときの写真をご紹介。
バスでミュンヘン市中心に向かい、マックス・ヨーゼフ1世像の後ろに建つバイエルン国立歌劇場前でバスを降りる。
アルテ・ピナコテークは、世界6大美術館の一つと言われる。
屋上の企画展の展示が目立つ。
芝生の向こうに見える聖母教会へ歩く。赤い屋根と約高さ100mの二つの塔を持ち、
市民の募金で1488年造られた。後期ゴシック様式の建物だ。
昨年は片方の塔が工事中だった。
教会内部は簡素で感じが良い。
中の多くのステンドグラスは比較的新しいものという。
一番奥に一つだけ、建設当時の部分が残っている。
祭壇の椅子はごく簡素で、本来の教会の在り方に思える。
後方のパイプオルガンは荘厳だ。
柵で囲まれた内部に、目の不自由な人が触って教会の構造を知ることができる模型が置いてあり、
第二次大戦で破壊された教会の写真、
そして、人だかりの中心には”悪魔の足跡”があった。
あるいてマルエン広場(マリア広場の意)へ。
中央の塔の上には金色のマリア像
20世紀初頭完成の新市庁舎。塔の先端部分はゴツゴツとしていかにもネオゴシック様式。
12時に動きだす仕掛時計を見ようと、人が集まっている。
上段がヴィルヘルム5世の結婚式で台上の左に王妃、右に王様が立つ。
下段は謝肉祭の踊りを表し、クルクルと人々が踊り、祝っている。
10分ほど経つと上段で馬上の決闘が始まり、何故かいつもバイエルンの勝利で終わる。
明日は、ラーツケラーでの昼飯とミュンヘンのその他。