hiyamizu's blog

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佐藤雅彦、大島遼、廣瀬隼也『解きたくなる数学』を読んだ。

2022年04月25日 | 読書2

 

佐藤雅彦、大島遼、廣瀬隼也『解きたくなる数学』(2021年9月28日岩波書店発行)を読んだ。

 

岩波書店の内容紹介

あの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーが、これまでにない数学問題集を作りました。そこには、ひと目で心を奪われる問題ばかり。数学が苦手な人も得意な人も、魅力的な写真とグラフィックで表現された23題に、きっと夢中に。論理の組み立てが学べ、思考のジャンプが身につきます。考える楽しさを求める中学生以上のすべての方へ。

 

日常に潜む問題を写真、絵でわかりやすい設問にし、かみ砕いた回答を添える。思考パターンを分析して応用しやすいように工夫している。

 

本の中味を写真に撮って無断で公開するのは違反だと思うが、私の文章ではこの本の面白さを紹介できない。

見事と思った問題と解答を2つだけご紹介。

 

一つ目の問題

厚さは同じの、大一つか、小中二つをとるかという問題。二人兄弟にとっては死活問題だと思う。

 

 

もう一問

ナイフで一回だけまっすぐに切って、ケーキも白いプレートもちょうと半分に切り分ける。二人兄弟のお母さんにとっては大変な課題。

 

私の評価としては、★★★★★(五つ星:読むべき、 最大は五つ星)

 

タイトルの「解きたくなる数学」はピタリ。楽し気な写真と若干のヒントがあるので、誰でも解けそうに思え、取り組みたくなる。さすが「ピタゴラスイッチ」制作メンバー!

 

ただし、クイズ的なこのような問題に取り組んでも頭の体操にはなるが、思考力が増すかというと、私には疑問だ。気楽に取り組んで、いつもと違う頭を使って、リラックスするだけで良いと思う。

 

クイズなどが苦手の私でも、23問中正解は11問と約5割の正答率。難しくなる後半はできないのが多くなったが、全体に難問はない。ゴロー寝に寝転んでこの本を読みながら考えていたので、各5分も考えなかっただろう、それ以上だと寝てしまうから。

 

 

佐藤雅彦(さとう・まさひこ)
1954年静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。1999年より慶應義塾大学環境情報学部教授。2021年より、東京藝術大学名誉教授。
著書に『経済ってそういうことだったのか会議』(共著)、『新しい分かり方』ほか多数。また、應義塾大学佐藤雅彦研究室の時代から手がけるNHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』『考えるカラス』『テキシコー』など、分野を超えた独自の活動を続けている。
『日常にひそむ数理曲線』(小学館)で2011年度日本数学会出版賞受賞。


大島遼(おおしま・りょう)
1986年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。学部在学中、佐藤雅彦研究室に所属し「ピタゴラ装置」の制作など、表現研究を行う。卒業後はプログラマー・インタラクションデザイナーとして活動。2012年D&AD賞。

廣瀬隼也(ひろせ・じゅんや)
1987年神奈川県生まれ。2012年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。学部在学中、佐藤雅彦研究室に所属し「ピタゴラ装置」の制作など、表現研究を行う。現在はプログラマー。2012年D&AD賞。

 

 

 

 

 

一つ目の答えは、

 

したがって、こうなっていたら、大きい方1つの方が得。

 

もう一つの問題の答え

 

                  

 

 

コメント
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