いよいよ今回の田舎暮らし報告もこれが最後です。今回母の病気のおかげで近所の方に気にかけてもらい、徐々に知って頂けるようになったと実感した。
七草
年末に裏山で採ってきた山草と買ってきたお飾りを三日遅れで片して焼き、母がお鏡餅と七草で雑煮を作って食べた。七草といっても水草だけ、1種類でも入っていると良いのだそうだ。今年は堤防にヨモギが殆ど育っていない。母によると今年の異常な寒さのせいだという。
グローバリゼーション・イン・大洲
昨年母の血糖値測定器を買いにドラッグ・ストアに行った時、隣の中古ショップから聞き慣れない言葉が流れてきた。日本のお店では余り見かけない陳列の仕方で雑多な商品があり、体格のいい女性二人がギターなどの楽器を眺めていた。店内の表示は漢字と英語で、観光客向けのお店のようだった。聞くと中国人で、言葉が全く通じなかった。
年が明けて肱川沿いにジョギングを再開したときすれ違った2人が英語を喋ってるのを聞いて声をかけた。昨年8月から1年間川辺と肱川(山間部に在る小さな学校)で英語を教えると言う。一人はシカゴから来たアマンダ、もう一人はバンクーバーからのニコール。
英語を話すのは久し振りだったので馬鹿な冗談を言ってつい長話したが、ここでは彼女達も話相手が多いはずがなく気分転換になったと思う。今まで故郷の田舎町で海外の人を見かけた記憶がない。短期間に2度も海外の人に会うということはこの町にも海外からの人がかなり多くいるのでは。
体力回復
正月があけて暖かい日を選んで距離を延ばし15km程度のジョギングをしたが怪我をする前とほぼ同じ感じで走れた。運動後の筋肉疲労も余り感じなくほぼ体力回復したと実感した。その後4、5回走ったが問題なく走れた。肉体的な回復が精神的な自信にまでなってきた。
妹夫婦帰省
道後温泉から帰った翌日妹夫妻が大阪から帰省した。夫君がCESの為ずっとラスベガスに行っていたので正月に帰れなかった。朝大阪を発つと車で3時間余りなので午前中に着く。便利になったものだ。妹は食事や運動など健康的な生活をしており、理想的な体形に近く元気そうだった。
夫君の車で宇和島に行く途中の小さな町に行き、「あけまや」という鰻やでご馳走になった。蒸さないで焼く関西風の蒲焼が抜群だった。彼の説明によると鰻は浜松の養殖だが、池で体重が半分になるまでおいて身を引き締めてから出すのでこうなるという。帰る途中、地元のスーパーで新鮮な魚と野菜を買い、彼がプロ級の自慢の腕を振るって夜は最高の肴で痛飲した。翌日目が覚めると夫婦はもう大阪に向かって家を出た後だった。
山岳行
昨日は一段と暖かく感じたので昼食後思いついてマウンテンバイクで出石寺を登った。これをやり切れば完全復活宣言だ。高速ギアの調子が悪かったが、中速・低速の14ギアを駆使して登りきった。最後の1ギアが命綱だった。心配した雪は500mから路肩に残っていたが何とか頂上に到達した。標高800m以上の真冬の出石寺の参拝客は数人だけだった。
上半身の汗を拭き取り全て着替え手袋は2重にしたが、降りの寒さには参った。手の指が切れそうで途中休んで手を温めた。標高300mあたりから寒さが和らいだ気がしたが、里に下りスーパーで暖かいものを欲しいと言おうとした時頬が硬直して上手く喋れなかった。取りあえず体力回復の最終テストは無事終了した。
今日、母の馴染みのマッサージ師に家に来てもらって母と一緒に揉んでもらった。やはりふくらはぎと大腿筋上部が張っていて痛い。多分これで明日の筋肉の張りは軽くなるはずだ。いつも気にしている後頭部や肩は普通だといわれ道後温泉のときと同じでほっとした。
バドミントン
昔実業団のソフトボールをし、今は北海道から屋久島まで全国の山を登っているというスーパー奥さんが近所にいる。彼女に教えて貰って市の連絡所に聞くと、近くの小学校でやってるバドミントン・サークルがある。早速世話役に電話して聞くと日曜日に来いという。体力回復が競技力回復に繋がってるかテストできる機会が来た。楽しみだ。■