かぶれの世界(新)

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いと見苦しきもの(2)

2006-08-11 22:16:58 | 社会・経済

チョット変だなー、見苦しいなー、と思うことの第2弾です。今回のメインテーマは阿部氏の勝利が堅くなった自民党後継総裁レース、亀田親子のボクシング世界タイトル疑惑の判定、チョット古くなったが村上ファンド等のスキャンダルについて。

政治マター

         散々その気にさせておいて劣勢だと見ると、年齢を理由にレースから降りた福田康夫氏。派閥を優先する森氏並の発想をするとはついぞ思いつかなかった。それまでの主張は彼の強固な憂国の信念に基づいたものだと思った私が甘かったかも。

         政策論を戦わさずポストを求め勝ち馬に群がる派閥幹部の人達。権力闘争も大義の無い陣取り合戦に堕すと、自らを貶め終には党を弱体化させるのに。

         際限なく続く社保庁の不祥事、ここまで来るとまともな人は1人でもいるのか疑わしくなる。初めは虫食いでも長い間放置するとリンゴ全体が腐る。そうなると誰も立ち上がらなくなる。

         格差社会を非難する自治体に談合、隠し財源、滅茶苦茶な公共投資と財政悪化が目立つのは気のせいか。岐阜県は長年続けてきたカラ出張で作った裏金が税金のちょろまかしという善悪の区別すら出来なくなっていた、その間知事は全国知事会会長で何時か勲章を受ける。

         小泉首相の「何をしても批判する」に対して「逆切れ」といなし、何をベースに批判したか答えない朝日新聞など一部メディア。メディアの信頼性を証明する大事な問いかけと思うのだが。

         影の部分に光を当て小泉改革を逆行させようとする巧妙な動き。ターゲットはオリックス会長、福井日銀総裁はほんの脇役。ゴーストライターは官僚?

         口当たりのいいことをいい当選するや否や公約を反故にした滋賀県知事。それに対して文句を言わない滋賀県民の物分りのよさの不思議、それとも簡単には動じないほどの信頼か。

         負けても妙に冷めていた田中知事、壁にぶつかり県民の支持を失い情熱を失ったか。見捨てたのは県民か、それとも知事か。

ボクシング世界タイトル戦疑惑の判定事件

         スポーツ馬鹿親子の品が無く礼儀をわきまえない悪口雑言を無批判に全国放送するテレビ局の節度の無さ。不適切な発言は自主規制するはずではなかったのか。

         視聴率稼ぎの為このスポーツ馬鹿父親を引っ張り出して糾弾する番組を懲りずに流すテレビ局。彼らを公共の電波に乗せること自体が社会に害悪を流していることに気がつくべき。

         NHKより減らすべきは馬鹿な番組を流す民放数。1-2局なら我慢もするが、これでは子供の教育に悪い。躾や愛国を云々する文教族や教育委員会は黙っている積りか。

大騒ぎしたのに問題の本質を見ない村上ファンド事件

・  熱が冷めると問題の本質を追求せず、為にする議論しか残らない悲しさ。日本的危機対応CRIC(危機発生・過剰反応・一時的落着・傲慢になり根本処置しない)の典型。散々戦争を煽り、大戦後まともに戦争総括しなかった新聞と根は同じか。

         言い換えると手の平を返したように村上氏の生い立ちから始めて何もかにもプライベートを暴き、それが犯罪に繋がったかのように非難の大合唱をし、それで事が終ったとするメディア。

         村上氏が初期に問題提起し進み始めた改革を、これを機会にこそこそと企業統治を昔に戻そうとし、それを傍観する人達はその程度なのか。しかし金のために大義を台無しにした罪はもっと大きい。最後の村上氏のインタビューの言い訳はアカデミー賞レベルの見苦しさで寂しい限り。

         業績や将来性を調べもしないで新興企業に投資すること自体がギャンブルなのに、損すると被害者意識ばかり主張し自己責任意識のない個人投資家たち。

         日銀総裁になっても村上ファンドから投資を引き上げなかった不可解な福井総裁と、この問題を個人攻撃だけで終らせたメディア。■

コメント
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