異変 |
は高知旅行から戻った翌日の夜から起こった。1時間おきに尿意を感じトイレに行くと、すずめの涙程度の小便しか出ない。排尿時は少し痛みを感じ、残尿感が残った。昨日午前中松山に車で出掛けたときは大変だった。尿意を感じると即我慢できなくなり、必死でトイレを探して運転しコンビニを見つけて駆け込んだ。
用事を済ませて自宅に帰る途中は、排尿タイムを見計らって内子町にある地産地消の市で買い物を予定した。その足で母の掛付けだったクリニックの先生に診て貰いに行った。症状を説明した後、私の思いつく理由を説明した。
2日前の日曜日にバドミントン大会に参加して汗をかいた後、その足で高知に行き月曜日に戻ってきた。水分の補給が足りなかったかもしれない上に、8月の健康診断以来止めていたお酒を二夜連続で飲んだと。脱水症状気味の時、これ程極端では無いが同じような経験をしたからだ。
先生は2ヶ月前の健康診断の結果の方に注目された。診たては前立腺肥大だが、健康診断で腎機能が低下していたと聞いて、万が一のことを考えて泌尿器科の専門医にレターを書いてくれ直ぐに行くことを勧めてくれた。医者のハシゴをしたのは随分前のことだ。
専門医 |
の若い先生は先ずエコー検査で、前立腺肥大症と断言した。検尿のため排尿直後でも膀胱に80mlの尿が残っていた。前立腺に圧迫され膀胱に尿が50ml以上残っているのが、この病名の定義らしい。今回旅行とお酒等で症状が悪化したとしても、以前から症状があったはずだという。そういわれれば、東京にいた頃でも就寝してから一度二度とトイレに立ったことがある。
その後血圧を測ると180-110前後あるといわれギョッとした。その後直ぐに血液を採取した。こんな綺麗な看護婦さんに手を取られたら、血圧が上がるに決まってると安っぽい台詞を吐いたが内心は不安だった。不安を抑える為に更に馬鹿な冗談を連発して笑わせると、達成感(?)もあって気持ちが少し落ち着いた。
先生はエコー検査で見つかった腎臓の小さな突起を指摘され、悪性(多分ガン)なら血液検査で分かると言った。前立腺肥大症は年をとるとなりやすい病気(50歳以上で2割という)であり、糖尿病・高尿酸・高血圧の人がかかり易いという。この病気も高齢化の時計かもしれないと思った。先送りして忘れていた治療も含めてやってもらうことになりそうだ。
ネットで調べると直接の原因ははっきりしないが、ホルモン分泌の変化でバランスが崩れるのが主な原因と考えられているらしい。男の更年期か?日本人が前立腺肥大症にかかる比率は年々上昇している、食事の西欧化とセックスの早熟化と成熟化などが要因と推測されているらしい。
病院をハシゴしたので医療費が1万円弱かかった。いつもより高い。殆どはレター1通、エコー検査2回、検尿2回、採血1回の費用だろう。医者のハシゴは効率が悪い。専門医の医院にはハイテック医療機器が並んでおり、昨今の医療コストの上昇も理解できると思った。
今朝から処方された薬を飲み始めた。今のところ排尿の頻度に有意の変化は認められないが、排尿時に感じた痛みは若干緩和したように感じる。午前中予定されていた国土調査が雨天の為に中止になったと森林組合から電話が入りホッとした。明日までに薬の効果が出て欲しい。■