かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

みずほ銀行が今頃になって何故?

2017-08-13 12:27:26 | ニュース
みずほ銀行がスーパーやコンビニで買物のついでにお金をおろせるJ-Debit(デビットカードサービス)を開始したと報じられた。この記事を読んだ時、「えっ、こんなことがニュースになるの?」と思った。

というのは90年代中頃に米国に住んだ時、スーパーに行きデビットカードで買い物の支払と同時に現金引き下ろしは常識的なサービスだったからだ。銀行のATMマシンの長い列に並んでお金をおろした記憶はない。

結果として私は銀行の窓口に行くことは滅多になかった。銀行にとって個人客相手の預貯金取り扱い(リテイルバンキング)は人件費がかかる非効率な業務だったはずだ。日本ではその理屈が通らなかったようだ。

日本に戻って、何故こんな非効率なことを続けるのか不思議だった。そのうちATMが普及しコンビニで現金を下ろせるようになったのは銀行業務にとって当然だったと思うが、規制が作った不自然な現象の様に感じる。

報道によると今迄は銀行がやりたくとも、金融庁の規制で出来なかったサービスのようだ。コンビニが規制のお蔭で種々のサービスをしてお客の支持を受けたともいえる。しかし、それは本筋ではない。

私の目には世界的にフィンテックで金融サービスの革新が進んでいる時、日本が出遅れている様に感じる。企業の競争力だけではない、個人の家計簿から投資に始まり確定申告など税金に関わる処理まで多くの分野に関わる。国全体の効率を悪化させている元凶の一つと思う。他の銀行も即追随すべきだ。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

救いのシルバー

2017-08-10 10:43:00 | 日記
畑の雑草クレームの後日談だ。農業委員会に紹介を受けた市のシルバー人材センターに連絡した翌週、早速担当者が現場を視察に来てくれた。近くの町に住む私と同姓の中年男性だった。早速畑に案内すると一目見て「小さな畑で時間1000円弱の手間賃では小遣い稼ぎにもならない、やってくれる人を探せるかあたってみるが、お盆明けになってしまうかも。」と言われた。私の返事は何でもいいからやって欲しいに決まっていた。

ところが、昨日バドミントン練習に出かける途中、車の窓からその小さな畑で草刈り機を振り回している中年男性を見かけた。至急道端に車を停め挨拶に行った。彼は担当者と火曜日のその日のうちにに再度下見に来て雑草の「穂」が出ているのを見て、「お盆明けまで待てない、今すぐ除草しないと虫(カメムシ)が湧いて隣の田んぼのコメに斑点が付き売り物にならなくなる。」と判断し、翌日の昨日我が家の畑の除草をやっていてくれたのだ。

こんな早い対応には経験がなく驚いた。稲穂が出て来るこの時期は除草せよというのは農家に通達か指導が出ているらしい。支払いは別途シルバーセンターから請求があると聞き、再度素早い対応に礼を言い宜しくお願いしますと言ってバドミントン練習に向かった。2時間の練習から戻る時には除草は終わっていた。私もシルバーだが、彼は私よりは一世代若いがっちりした見かけの頼りがいのあるシルバーだった。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い出の雨中ドライブ

2017-08-09 18:21:43 | 日記
台風5号が四国南岸にいた朝どうしても外せない約束で、洪水警報がまだ解除されてなかったが若干雨足が弱まったのを見計らって松山に行くことにした。走り始めて暫くすると雨足がむしろ強まって土砂降り状態になった。一旦走り始めるともう引き返す気はなかった。走っている車の数はいつもより少なかったが。

だが、国道が山間部に入ると濃い霧で前方の見通しが悪くなった。すれ違う車はいつもよりトラックが多かった。雨の日に遠くの山の中腹に見える雲は詩的だが、その時は運転する車が雲の中にいる感じで気持ち悪い。更に山道に入りワインディングが続くところで、水溜まりで凄いしぶきが上がり一瞬ハンドルがとられた。時速60kmを超すとハンドルのとられ具合が大きくなる。しかし、前の車について行くしかない。

ヒヤッとしてハンドルを強く握り直し運転を続けると、トラックとすれ違った次の瞬間勢いよく水しぶきが飛んできて前が全く見えなくなった。一瞬だったと思うが、見えない時間が意外に長く感じてあやうくパニクリそうになった。そして、90年代半ばにシアトルに住んだ時のことを思い出した。もっと酷い経験をしたことがあった。

シアトルは米国西海岸カナダ国境のワシントン州にあり、6-9月を除くと年中雨が降る。私はシアトル郊外のベルビュー市から高速道路5号線を約50km南下し小さな町にある工場に毎日通勤した。日本の高速道路と違ってメンテナンスは十分でなく、雨の日はあちこちに大きな水溜まりが出来ていた。

そんな雨の日に最悪なのは18ウィーラー(wheeler)といって、タイヤが18個もあるバカでかい大型トラックが横を走るとしぶきで前が見えなくなる事態だ。すれ違いじゃない、横を走るだけで水しぶきがかかり続ける、つまりずっと前が見えなくなるのだ。恐怖だった。そんな時は思い切りアクセルを踏んで前に出るしかなかった。

先日息子の家族と四国カルストに行った時の狭い山道は怖かったが、霧と豪雨の中の山道の怖さは比べ物にならなかった。だが、それよりも怖かったのが雨の日のシアトル近郊の通勤だったと思い出した訳だ。幸い帰り道は霧がなくなり普通の雨の日になった。濁流が荒れ狂っている川沿いを走るのが気持ち悪かった程度だ。

因みに、日本で18ウィーラーを見たことが無い。でも一度だけもっと大きな24ウィーラー(多分)を見たことがある。長めの木材を満載した巨大なトレーラーで後輪はダブルのタイヤが3連、前輪は2連、それだけで20個のタイヤになる。駆動部分にタイヤが4本あったはずだ。絶対に近くを走りたくなかった。そんなトラックが走れるのだろうかと思ったが、走っていた。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田舎暮らし雑感2017(5)

2017-08-07 21:23:09 | 日記
「分かる~」とバドミントン仲間のオバサン達が声を揃えて言った。東京から息子家族が顔を見せ数日滞在後に帰って行ったと彼女達に報告した時、「息子の嫁さんが台所を綺麗にしてくれたが、一度も料理せず外食するか冷凍品を食べた。その前に来た家内や娘は台所を使って料理したのに」と言った時のことだ。その微妙な差を彼女達は体感として理解したようだ。

何年もそうやって来て僕は全然健康だよ、なんてのは言い訳になってなかった。私も分かっている。兎に角台所は綺麗になった。まな板は表も裏も真っ白になった。「どっちが表か分からなくなった」と冗談を言うと嫁さんは笑ったが、料理する気にはならなかったようだ。私も押し付けること等一切しなかった。

台風5号が来る前の暑さは“70才の老体”には厳しかった。其の2,3日前は我慢できず遂にエアコンを使った。なるべく自然に夏の暑さをやり過ごそうとしたのだが、テレビ報道通りに独居老人が熱中症になったのでは笑えない。同時に昔使っていた御簾(みす)を引っ張り出して玄関や2階の窓にぶら下げたが効果は気持ちだけ、夕立が来る度に三脚に乗り御簾を取り入れの繰り返し、返って汗をかいた。台風で気温が下がり救われた。

先週金曜日に近所のY さんが車で乗り付けて来て、堤防沿いの我家の畑の雑草を何とかしろと詰め寄ってきた。雑草が伸びると虫が出て来て稲作に影響を与えるからだという。10年以上クレームがついたことはない。実際その隣には私が所有している田んぼを貸して稲作をして貰っているが、そういう指摘を受けたことはない。彼は若干神経質な所があるが、基本真面目に“くそ”が付く男だ。得意の笑ってごまかせる男ではない。

高齢化が進む集落で稲作が出来なくなり比較的若い彼が請け負い、真面目に稲作をしようとして隣の畑の雑草が気になったのだと思う。私としても雑草を伸ばしっぱなしは良くないし、集落内でもめ事を起こしたくないとも思っていた。市の農業委員会に相談をすると年1,2回草刈りすればダメとは言えないとのことだが、市のシルバー人材センターに草刈りを安価にやってくれると紹介してくれた。

私も草刈り機は持っているが、庭だったら出来ても狭くとも畑となるとプロの仕事、話は違う。真夏のバドミントン練習は出来ても“70才の老体”に真夏の畑の草刈りは出来ない。数年前に頑張ってやった翌日から血圧が急上昇して怖い思いをした。明日係りの人が来て現地を見て貰うことにした。やることが次々と出て来て田舎暮らしものんびりできない。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Good news is no news?

2017-08-05 21:13:08 | ニュース
昔からの言い伝えに「No news is good news(便りが無いのは良い便り)」があるが、マスコミにとってみると「Good news is no news(良い便りはニュース価値がない)」のようだ。

だが、大々的に問題提起して報じた事件が結果として非常にうまく行った時、マスコミがまるで無かったことの様に無視して報じないのは無責任だと思う。メディアはかつて言ったことが間違った時は即座に検証して必要なら訂正すべきだ。そういう体質に自己変革すべきだ。

今朝の日本経済新聞によると4-6月の公的年金の運用益が5.1兆円、2001年から通算で58.5兆円になったと報じていた。将来社会保障制度の維持が危ぶまれるなかで、過去最高の運用益は間違いなく厳しい財政状況の助けになる。

だが、殆どのマスコミはこのニュースを無視した。昨年7月に年金積立管理運用行政法人(GPIF)が運用損失を発表した時、マスコミは待ってましたとばかり大騒ぎして問題点を報じたのにだ。

うまく行った時も行かなかった時も事実は事実として報じ、同時に目線をあげて長期的視野でキチンと分析して報じるべきだ。そして継続的にウオッチして自社の分析を検証して欲しい。そのくらい重要なテーマだからこそ昨年は熱心に問題提起したのではないのか。

ところで、通算で見るとGPIFの運用資産額は149.2兆円、4-6月の運用益は5.1兆円で3.4%の運用成績だった。私の素人資産運用もその程度だから特別いい成績だった訳ではない。だが、2001年からリーマンショックを挟んで累積で40%弱(単純計算なので間違いかも知れない)というのは個人的には悪くないと思う。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする