きょうかなりびっくりしたことは、19日に指された第50期女流名人戦予選(主催:日本将棋連盟。報知新聞社)で、磯谷祐維女流初段が中七海女流三段に勝ったことだ。
女流初段が女流三段に勝つのは珍しくもなんともないが、中女流三段の場合は「中身」が異なる。中女流三段は昨年9月まで奨励会三段。福間香奈女流五冠や西山朋佳女流三冠に勝るとも劣らない棋力の持ち主である。果たして11月の女流棋士デビュー後は勝ちを重ね、現在6連勝中だった。
その中女流三段に磯谷女流初段が勝った。どういう将棋だったのだろう。
将棋は中女流三段の四間飛車。対振り飛車にどんな作戦を採るかが居飛車の腕の見せどころだが、磯谷女流初段のそれは右桂を跳ね、右金を△7二金と上がる力戦形だった。
中女流三段は▲6五歩と突き、角交換辞さずの構え。実際交換になったが、以後の進行は中女流三段に分があったようで、優位を築く。
しかし局面は乱戦で、どこが急所か分からない。これは磯谷女流初段にも勝機があることを意味する。
そこで中女流三段は▲7六角。間接的に4三に利かしたもので、以下も桂、香と4三に利かして打つ。
しかしこの構想が疑問だったようで、磯谷女流三段が優位に立った。
といっても後手玉は中段におびき出され、とても生きた心地がしない。アマでは勝ち切れない局面である。
だが磯谷女流初段はよく指し、勝った。これは殊勲の銀星。いや、金星というべきだろう。
とはいえ磯谷女流初段も本局前まで今年度、18勝6敗だった。磯谷女流初段もまた、強かったわけだ。
それにしても、女流棋士のレベルは高い。磯谷女流初段にしても、女流棋士2年目とはいえ、女流順位戦はD級である。女流棋士全体にレベルアップされているのを感じた。
いっぽう中女流三段も、女流棋界の洗礼を浴びたが、これから対局はいくらでも付く。頑張って、福間女流五冠と西山女流三冠の牙城を崩してもらいたい。
女流初段が女流三段に勝つのは珍しくもなんともないが、中女流三段の場合は「中身」が異なる。中女流三段は昨年9月まで奨励会三段。福間香奈女流五冠や西山朋佳女流三冠に勝るとも劣らない棋力の持ち主である。果たして11月の女流棋士デビュー後は勝ちを重ね、現在6連勝中だった。
その中女流三段に磯谷女流初段が勝った。どういう将棋だったのだろう。
将棋は中女流三段の四間飛車。対振り飛車にどんな作戦を採るかが居飛車の腕の見せどころだが、磯谷女流初段のそれは右桂を跳ね、右金を△7二金と上がる力戦形だった。
中女流三段は▲6五歩と突き、角交換辞さずの構え。実際交換になったが、以後の進行は中女流三段に分があったようで、優位を築く。
しかし局面は乱戦で、どこが急所か分からない。これは磯谷女流初段にも勝機があることを意味する。
そこで中女流三段は▲7六角。間接的に4三に利かしたもので、以下も桂、香と4三に利かして打つ。
しかしこの構想が疑問だったようで、磯谷女流三段が優位に立った。
といっても後手玉は中段におびき出され、とても生きた心地がしない。アマでは勝ち切れない局面である。
だが磯谷女流初段はよく指し、勝った。これは殊勲の銀星。いや、金星というべきだろう。
とはいえ磯谷女流初段も本局前まで今年度、18勝6敗だった。磯谷女流初段もまた、強かったわけだ。
それにしても、女流棋士のレベルは高い。磯谷女流初段にしても、女流棋士2年目とはいえ、女流順位戦はD級である。女流棋士全体にレベルアップされているのを感じた。
いっぽう中女流三段も、女流棋界の洗礼を浴びたが、これから対局はいくらでも付く。頑張って、福間女流五冠と西山女流三冠の牙城を崩してもらいたい。
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