高校女子に昭和16年から日本は戦争したが、どの国と戦った?
と聞いたら「韓国ぅ~?」
無知なのではない、80年も前の話しなのだ、私が15歳ならペリーが浦賀に来た江戸時代だ
学校で習ったと言え卒業すれば忘れてもしかたない
だが建国以来、夷敵に侵された事がない日本が初めて無条件降伏をして属国になった戦争だ、日露戦争とはわけが違う。
10年足らずとはいえ外国に占領され独立国家ではなくなった時代があった。
今だって自由にやれないことが多々ある、国民として日本が世界の中でどんな立ち位置なのか、なぜそうなったのかくらいは知らないと中国や韓国となぜ問題があるか理解できない。
なぜなにもかもアメリカなのか、ロシアと日本の因縁もわからない
日本は中国との10年戦争が燃え上がった最中に大国アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、オーストラリアとまで戦争を始めたのだ。 そして圧倒的な経済力と工業力の差で負けた。
優位だったのは開戦から半年だけで17年にミッドウェー海戦で大敗してからは南洋の基地の島は次々にアメリカに取られ、インドネシア、フィリピン、グァム、サイパンという拠点も昭和19年夏までに占領された。
グァム、サイパン、テニアンには大きな飛行場を短期間で作り、全長30mの巨大爆撃機B29を大量に配備して日本本土爆撃を開始した。
B29の編隊は静岡から侵入して富士山を目標に進み、そこから中央線にレーダー照射で爆撃目的地まで迷うことなく進んだ
但し、三鷹や調布には日本の航空隊や高射砲隊が待ち受けていた
攻撃を避けるため1万mの高度で侵入して爆弾を落とした
日本の戦闘機はせいぜい6000m位までしか戦えないし、高射砲も一般的な88式ではほとんど命中しない。 逆にB29の爆弾も目標に命中しない、だが住宅などに落ちて被害を与える。
アメリカは戦果がないので司令官を変えた、新司令官ルメイは爆撃高度を5000m以下に命令した。
命中精度は格段に上がったが、撃ち落とされるB29も多くなった。
サイパンと東京の真ん中に硫黄島があり、日本軍の飛行場があるからB29は最短距離の直線で行けず、大回りするから往復数千キロで燃料はギリギリで不時着、墜落があとをたたない。
しかも東京に着いても護衛戦闘機がないから日本戦闘機の餌食になる。
しかし20年早々アメリカ軍は空母、戦艦など戦闘艦約100隻、航空機1000機以上、兵員12万で硫黄島を一ヶ月の大激戦で占領した
アメリカ軍は硫黄島の飛行場を大きく改良したのでB29の中継基地ができて海上墜落の数が減った
今度はサイパンから直線で東京に行けるから楽になり戦闘機も護衛についた。
アメリカ軍の戦闘機は防弾、馬力、速度で生産ままならない日本機を凌駕した。
名古屋から横浜、東京にかけて海軍基地や飛行場を爆撃したので日本軍は戦闘機を本土決戦の為に隠して出さなくなった。
それでアメリカ軍は空母を日本近くまで進めて艦載機での飛行場や軍事施設への爆撃や機銃掃射も始めた。
その頃にはアメリカ軍の沖縄上陸戦が始まり、海軍の切り札、戦艦大和が沖縄へ特攻出撃したが鹿児島沖であえなく撃沈された。
各地の航空隊の多くでは敵艦への体当たり攻撃をはじめた、カミカゼである。
東京で一夜に10万人が殺害された大空襲をはじめ日本中の都市が爆撃で焼け野原になった。
もはや日本が勝利する確率はゼロだと識者や政治家にはわかっていただろう。
だが長崎、広島に非人道の原爆が落とされるまで戦争は終わらなかった。
日本では80年前にウクライナ戦争よりもっと非情で酷い戦争があった、死んだ日本人は民間人、兵隊で350万人と言われている。
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