80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

【レーティッシュ鉄道】フラットカーの製作(8)

2021-09-18 18:58:17 | 海外
フラットカー“Sp-w”を仕上げていきます。
前回の投稿では「少しだけディティールを追加すれば塗装OK!」みたいなことを書きましたがまっ赤なウソでした。まだまだ先は長かった・・・

台枠の中央付近に付いている「何だか分からないモノ」を作ります。プラ板で囲った枠の裏側に(細いプラ棒がなかったので)ビニールコードを短く切ったものを挟み、その下から台枠内部に貫通するようにφ0.5洋白線で配管を表現しています。たぶんブレーキ関係の「何か」だとは思うのですが、どなたかご存じの方教えてください。



覗くと何が見えるのか分からない穴を開け、その右手に、回すと何が起きるのか分からないハンドル様のものを接着します。もう分からないものだらけ・・・w



フレーム下の四隅には、押すと何が起きるのか分からないボタン様のものを接着。四角いプラ板の中央にφ0.8真鍮線を通したものです。実車では黄色く塗られているのでエマージェンシー関係かと思います。(21:35追記:他の貨車の鮮明な写真を見たところ電気的要素ゼロっぽいので、どうやらだたの吊り下げ用フックのようです。)




前後両エンドに手すりを2本ずつ立てます。実車は空荷の時は折り畳んでおけるように根元がヒンジになっていますが、さすがにそこまで凝れないので立てっぱです。



場所的に引っかけやすいのでステーとの結合には気をつかいました。細く切った波板の溝を1本だけ深彫りし、そこにφ0.5洋白線を挟んでサンドイッチします。



タミヤセメントでプラどうしを溶着させたあと、瞬着でコーティングして完全固着。



ハンドブレーキホイールはスポークタイプではなく、レンコンのような丸穴が開いたタイプで、エコーの床下につける「ハンドブレーキホイール(中)」が使えるかと期待したのですが、表側にステーがモールドされていて、これを削って整形するのは至難の業なので諦めました。



仕方ないのでプラ板をφ3mmパンチで抜いたものに穴を開けて自作しました。
車票差しはハンドブレーキ側の両サイドにあり、「差す」というよりはネットで「挟む」ような構造になっています。実車同様にネットを表現するためメッシュを探しましたが適当な編目サイズのものがなく、ストックのあった真鍮網目板で表現しました。



この車票差し(入れ)、写真で見る限りそれとしか見えないものの本当にそうなのか自信がなかったので調べてみました。しかし「車票」はもとより「伝票」や「送り状」で検索しても出てこず、鉄道用語辞典のドイツ語版みたいなページでやっと解明に成功しました。ツェッテルカステンというのだそうです。Aから順番に調べてZで発見!ですよ。S、Tあたりで挫折しかけたのですが執念で完走して良かった。笑

dybas(Die Bahnseiten = 貨車に焦点を当てたオンライン大要)より)


Google先生のインスタント翻訳ではこうなります。ノートボックス、スリップボックス、カードボックス・・・
訳がブレブレですやん(原文がそうなってるのか?笑)



ちなみにビジネス方面で「ツェッテルカステン」というとカード型情報整理法の一種だそうで、私は習った記憶がありませんが、ふせんを貼りまくる「KJ法」ならよくやりました。親戚みたいなものでしょうか。


ということで今度こそ最終の準備が整いました。台風が行ってしまえば明日にでも塗装したいと思います。



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