305系の製作に戻ります。
M車1両で走らせるためT車をなるべく軽量化するという話を前回書きました。軽量化するとどうしても集電が不安定になってライトのチラつきを起こしやすいので、カプラーに自家製の「通電ドローバー」を用いて複数車両を電気的に連結します。
こちらはオス側で、t1.0mmベーク板に0.2×1.8の真鍮帯板をセメダインスーパーXクリアで貼っています。左右がプラス・マイナスの2回路分で、これだけでもいいのですが、より確実な通電のため、裏にも貼って表裏一体にして使うことにしました。復元バネが接触してショートしないよう、車体取付ネジ周辺は真鍮板の幅を狭くしてあります。外に飛び出した部分は配線端子となります。
外に出っ張った真鍮板の上下を半田づけし、反対側の穴にはプラパイプを薄くスライスしたものを瞬着で貼ります。これはメス側の通電端子を受けるガイド兼絶縁スペーサーになります。
そしてこちらがメス側のパーツになります。同じくt1,0mmベーク板をベースにして、リン青銅板から切り出して曲げ加工した通電端子などを組み合わせます。こちらは左右の回転はしない代わりに、右端を支点として4~5mm程度の上下動をさせるため、支持用のφ1mm真鍮線を取り付けてあります。
この真鍮線はベーク板に瞬着でベタ付けしてもよかったのですが、外れるといけないので、コの字型に曲げた真鍮線を2穴に通して左右に開く・・・という手間のかかったことをしてみたところ、確かに強固にはなりましたが、ベーク板が曲がって一部は破断しかかるといった悲惨な状態に。。瞬着を盛り付けて何とかごまかしました。
それでは連結のようすを見てみましょう。実際の車両が出来ていないので(笑)白い紙を車体に見立てて説明します。これはまだ連結前の状態で左がオス側、右がメス側です。メス側の連結ピンはカツミの「台車まわり止め」を流用しています。メス側の通電端子は下がった状態で先端は連結ピンの下側にあります。
正面から見るとこんな状態です。
ここへオス側のドローバー本体を差し込みます。
ドローバーの穴を連結ピンに差し込めば連結完了。オス側の復元バネによってドローバー本体は水平に維持されるため、メス側の通電端子は下がってきません(のはず・・・笑)。
連結状態の通電端子を正面から見るとこの位置になります(なるはず)。
直線での連結状態を下から見たところ。
曲線にかかるとこうなります。オス側の真鍮板の接触面は円弧状にしてありませんが、この程度の交角であれば端子が外れてしまうことはありません。最大でR550までは通過できるように設計してあります。この写真でR610程度ではないかと。
ということで、物理的にも電気的にも現車試験を1回もしていない割に大口をたたいてますが多分大丈夫でしょう。早めに下回りだけ作って動作確認したいと思います。うまくいけばTHE ROYAL EXPRESSにも採用確定!いつ作るんだって話ですけど。。^^;
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M車1両で走らせるためT車をなるべく軽量化するという話を前回書きました。軽量化するとどうしても集電が不安定になってライトのチラつきを起こしやすいので、カプラーに自家製の「通電ドローバー」を用いて複数車両を電気的に連結します。
こちらはオス側で、t1.0mmベーク板に0.2×1.8の真鍮帯板をセメダインスーパーXクリアで貼っています。左右がプラス・マイナスの2回路分で、これだけでもいいのですが、より確実な通電のため、裏にも貼って表裏一体にして使うことにしました。復元バネが接触してショートしないよう、車体取付ネジ周辺は真鍮板の幅を狭くしてあります。外に飛び出した部分は配線端子となります。
外に出っ張った真鍮板の上下を半田づけし、反対側の穴にはプラパイプを薄くスライスしたものを瞬着で貼ります。これはメス側の通電端子を受けるガイド兼絶縁スペーサーになります。
そしてこちらがメス側のパーツになります。同じくt1,0mmベーク板をベースにして、リン青銅板から切り出して曲げ加工した通電端子などを組み合わせます。こちらは左右の回転はしない代わりに、右端を支点として4~5mm程度の上下動をさせるため、支持用のφ1mm真鍮線を取り付けてあります。
この真鍮線はベーク板に瞬着でベタ付けしてもよかったのですが、外れるといけないので、コの字型に曲げた真鍮線を2穴に通して左右に開く・・・という手間のかかったことをしてみたところ、確かに強固にはなりましたが、ベーク板が曲がって一部は破断しかかるといった悲惨な状態に。。瞬着を盛り付けて何とかごまかしました。
それでは連結のようすを見てみましょう。実際の車両が出来ていないので(笑)白い紙を車体に見立てて説明します。これはまだ連結前の状態で左がオス側、右がメス側です。メス側の連結ピンはカツミの「台車まわり止め」を流用しています。メス側の通電端子は下がった状態で先端は連結ピンの下側にあります。
正面から見るとこんな状態です。
ここへオス側のドローバー本体を差し込みます。
ドローバーの穴を連結ピンに差し込めば連結完了。オス側の復元バネによってドローバー本体は水平に維持されるため、メス側の通電端子は下がってきません(のはず・・・笑)。
連結状態の通電端子を正面から見るとこの位置になります(なるはず)。
直線での連結状態を下から見たところ。
曲線にかかるとこうなります。オス側の真鍮板の接触面は円弧状にしてありませんが、この程度の交角であれば端子が外れてしまうことはありません。最大でR550までは通過できるように設計してあります。この写真でR610程度ではないかと。
ということで、物理的にも電気的にも現車試験を1回もしていない割に大口をたたいてますが多分大丈夫でしょう。早めに下回りだけ作って動作確認したいと思います。うまくいけばTHE ROYAL EXPRESSにも採用確定!いつ作るんだって話ですけど。。^^;
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手の込んだ工作ですね。
こう言う、見てくれ以外の機能的な部分に精力をつぎ込めるのがスゴいです。
とても真似出来ません‼
こういうメカメカした工作好きなんですよ。^^
通電ドローバー(カプラー)は何度かチャレンジしてるんですがまともなのが出来ず三度目の正直です。ちょっと大きすぎた。。。
カツミの近鉄30000を思い出します。
私も通電ドローバー挑戦したことがありますが、動作不安定で頭書の目的を達成できずに玉砕。
結局絶縁側の車輪に集電ブラシ当てて全軸集電にしてます。
自家製だけじゃなく市販の通電カプラーさえも接触がイマイチという声は聞きますね。。そのあたりを改良できればと思って作ってみたんですが、確かに単車で全軸集電にした方がラクっちゃーラクですね。それにコンデンサかキャパシタ加えれば完ぺきかも。参考にさせていただきます!