80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

さようなら京王線地上駅(国領)

2012-08-03 11:26:29 | 実物・資料系(現在)
こんにちは。

久々に実物系の話題です。
8月に入り、いよいよ京王線調布駅周辺の地下化移設工事の日が近づいてきました。荒天でなければ18日(土)の終電後から翌19日(日)午前10時頃にかけて一斉に切り替え工事が行われる予定です。
地下化される国領、布田、調布の3駅は工事に伴って既に仮説駅舎となっており、残念ながら旧駅舎、旧ホームの面影は消えてしまっているのですが、せめて撤去される前の姿を記録しておこうと思い、沿線を訪ねてみました。
本当なら3駅周辺すべてを見て歩く予定だったのですが、何せこの暑さ、国領ひと駅だけであえなく敗退しました。どうやら1日1駅が限度のようです・・・(^^;


工事の進展に伴い、国領駅は2面2線の相対式ホーム駅から1面2線の橋上駅に姿を変え、現在に至っています。



駅改札のようす。



ホームの新宿寄りはかなり狭くなっています。



連続立体交差事業の東の端は、柴崎駅と国領駅との間にある野川の少し国領寄りにあって、ここから地下へ潜るようになります。ここには柴崎4号という車一台がやっと通れるくらいの小さな踏切があるのですが、この踏切自体は撤去対象となっていませんも除去対象となっています。
周囲では道路工事も行われていますが、団地の白い給水塔をバックに走る姿は地下化後も見られることになります。



地下へのアプローチ開始地点です。線路の両側には既に油圧ジャッキが備え付けられています。設置されている区間の長さは50mくらいでしょうか。終電通過後にこれを使って順次線路を降ろしていき、恐らく仮設線の下に既に敷かれているであろう新しい線路につなげるものと思われます。



油圧ジャッキのようすです。



作業スペースにずらりと並んだオレンジ色の箱は何でしょうか? 銘板を読むと、これが油圧ジャッキを動かす電動ポンプでした。これを操作しているところを見てみたいですがリハーサルってやるんでしょうか??



地下へのアプローチ部にはこんな鉄筋が露出しているところもまだあるのですが、2週間後に迫った本番に間に合うの??(^^;



国領駅ホームの東端から見たアプローチ区間の全景です。一番手前が柴崎6号踏切で、これは撤去対象踏切です。



柴崎6号踏切に差し掛かる8000系下り。建築限界の小さい京王線ではこんな威圧感のある風景はザラですが、その一部が過去帳入りしようとしています。



ホーム東端に空高くそびえる踏切遮断表示灯と非常発光信号。現在は柴崎4号、6号併用となっているので、地下化後はもっと4号寄に移設されると思われます。



駅西端は交通量の多い狛江通りと交差しています。



小田急バスの本数も多く、踏切撤去効果は大きいでしょう。もっともラッシュ時間帯は渋滞の先頭が甲州街道に移動するだけ?なんて噂もありますが・・・



その狛江通り=国領1号踏切から見た仮設駅の全体。



そこに出来る予定の新駅舎は現在素案が完成し、意見公募が行われているようです。ウッディーな質感を活かした落ち着いたデザインがコンセプトのようです。



ところで皆さん、国領駅には南北に大きな駅前広場スペースがありますが、柴崎駅寄に「第三の駅前広場」が存在するのをご存知でしょうか?
工事が始まってからは壁ができてホームから見えなくなってしまったのですが、乗用車が辛うじて転回できるだけのこのプチ駅前広場は現在もしっかり残っていました。駅が地下化され線路跡が緑道に変わった暁に、さてこの愛らしい空間はどのように変貌するのでしょうか。



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2 コメント

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現地報告 (とと)
2012-08-03 15:04:15
ありがとうございます。
とても興味深く見せていただきました^^;
油圧ジャッキ群は圧巻ですね。
その稼動状況を見学できたら暑さも時間も全てを忘れられそうです。
しかし悲しいかな我が家のお出かけ期間と完全にかぶっているので東京へ戻ったときにはすでに・・・
あ、そういうわけで今年はJAMも見に行けずです。
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Re: 現地報告 (isao)
2012-08-03 20:49:54
ととさん、こんばんは。
笹塚も府中もさしたる記録もしないまま、あっという間に高架になってしまったので、今回は少しでも記録を残しておこうと歩いてきました。
場所も近いので、18日深夜は移設工事のようすを見に行く予定にしています。
JAMはお越しになれませんか。残念!
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