80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

181系「あずさ」モハユニット(3)

2022-09-25 01:24:33 | 中央東線方面
手持ち品の中から床板を探したのですが、木製床板はあまりパッとしたのが無くアガチスの端材も湿気で反ってしまっていました。

ちょっと弱いけどプラ板でいくしかないかなぁ・・・と思い始めたところでこんな金属床板が出てきました。測ってみると車体長20m車用で幅は少し狭めの31.5mm。どこから剥ぎ取ってきたのか思い出せませんが、今回の車体にジャストフィットなのでまずはこれを使うことにしました。



念のため妻板に当てて確認。妻板は紙厚分小さく切り出してあるのでほぼぴったり床板♪



もう1両分必要ですが、クハネ581のジャンクボディについていた床板はどうかと当てがってみると明らかに広い。。もう少し探して出てこないようなら両サイドを削ってこれを使いますか。硬い鉄板なので気が進まないけど、、



いずれにせよt=1mm床板を使うことが決まったので腰板の補強材の位置を決めます。通常なら車体裾から3mm上がった位置に取り付けますが、この車両の改造元である151系は高速化のために低重心構造となっていて床が低いのでそれを反映する必要があります。しかし、連結相手のカツミ製はどうなっているでしょうか?大時代的な製品だけに103系などと同じではないかと疑ったら、なんとしっかり床が沈み込んでいました。疑ってゴメンナサイ。。

(右がカツミのモハ180、左はTOMIXのサシ481を改造したサシ181)


測ってみると床板下面から車体下端まで約3mm。通常は2mmなので1mmほど沈み込ませていることになります。このモハユニットは上の写真の2両の間に差し込むことになるので、この寸法に合わせて、車体下端から4mmの位置に補強材を取り付けることにします。



とはいえ腰板が大きくカーブしており、正確な位置に取付ラインをケガくのが難しいため、“現物合わせ工法”でケガきせずに直接補強材を貼り付けることにします。そのため、補強材抜きでまず車体を組み立てておきます。



要は下から3mm嵩上げした位置に床板を置き、車体を被せてその床板をガイドにしてヒノキ材を貼ればオッケーってことなのですが、厄介なことにこの床板には台車回転止めが取り付けてあって机上にペタッと置けないので、レイアウトのベースボードの端材に“逃げ穴”を開けて回転止めを差し込めるようにした作業台を作りました。スペーサーとしてt3mmのアガチス材にも逃げ穴を開けておきます。



アガチス材を挟んでこのように床板をセットします。



車体を被せます。予定通りピッタリ入ってくれました。



腰板に補強材を取り付けたときに垂直になるよう、3×3ヒノキ材の上面に幅約3.8mmの紙帯を貼ります。



床板と車体が浮き上がらないように押さえながら、ボンドをたっぷり付けた補強材(ヒノキ材)を紙帯を上にして接着します。



こんな感じで、補強材を床板に平行に接着できました。



裏返して取付高さが均一になっていることを確認します。本来ならここで台車を取り付けて高さをチェックするところですが、マクラバリ取付穴がMPボルスターに対応していないため、エンドウの「付随台車マクラバリ2」というアジャスター付のパーツを購入してからチェックすることにします。



台車は手持ち品で1台がピボットのDT24、もう1台がプレーンのDT24でいずれもエンドウ製です。さすがにエン/カツ規格のφ10.5プレーン車輪の手持ちはないため(日光規格なら大量にある 笑)これも追加購入します。




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