80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

(自由形)東海電鉄モハ700形の製作7

2016-04-18 02:15:55 | 自由形
こんばんは。

今般の熊本地方を中心とする地震で被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。1日も早く余震が終息することを願っております。


さて、年度が明けてもまだ何かとヤボ用が残っていて車両製作に手が回りません。今日やっとのことでモハ700形の製作を再開しました。車体はパテ+サフで少しずつ下地を仕上げていますが、下回りがまだ手つかずだったので、2両のモハの下まわりを作り始めました。


今回の編成では湘南顔のモハ701号車を動力車にします。MPギヤ+CN22モーターのオーソドックスなラインナップですが、床板は再び木製とすることにしました。何より加工がラクですから・・・(^^;
ただ、車体側の補強材は車体裾から3mmの位置に接着済みなので、レール面からのクリアランスを金属床板と同じとするためには、ユニバーサルジョイントやギヤボックスが当たる場所を彫り込んでおく必要があります。以前はこの彫り込みが不十分だったり不均一だったりしたため、騒音や物理抵抗の原因となっていました。そこで今回は彫り込みをやめ、これらを逃げる部分をそっくり切り取ってしまうことにしました。くり抜く部分をケガき、とりあえずモーター穴を開けたところです。糸鋸は使わずカッターだけでくり抜きました。




ユニバーサルジョイントとギヤボックスの干渉する部分をくり抜き、試しに片側だけ組み立ててみたところです。車体長が17m級なのでユニバーサルジョイントはオリジナルの半分くらいの長さに切り詰めました。




床上から見たところです。床板の中央がほぼ全長にわたってくり抜かれてしまっているので、モーターと台車は真鍮板で横梁を作ってそこへ取り付けるようにします。




もう1両の平妻のモハ751号車はトレーラーなので、穴ナシの床板に直接日光モデルの旧型国電用床下機器を多用途接着剤(ボンドSU)で貼り付けました。




あと、中間に挟まるサハ2両の台車は、思うところあって伊豆急用TS316からTR11に変更しました。





本日はここまで。
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阪急2000系の製作3

2016-04-10 02:09:36 | 私鉄電車
こんばんは。

阪急2000系は車体を薄手の紙に換え、窓枠をシール紙から普通紙に換えて再出発しております。窓枠の外側のRをカットするために注文したR=1.75の彫刻刀が中1日で沖野彫刻様から届きました。迅速な対応に感謝です。



窓枠用の紙はさらに種類変更し、「光沢をおさえた両面写真用紙」(t=0.185mm)というものに落ち着きました。A4サイズ20シート入りで1,000円以上するのですが、たまたま使い残しがあったのでそれを活用しました。
1窓分ずつ切り離して新しい彫刻刀で四隅のRをカットし、スティック糊で車体に貼ります。ペーパー車体工作には初めて使ってみましたが、薄く塗れて接着強度もそこそこあるので小面積の接着には重宝しそうです。この段階ではドアと方向幕窓だけ抜いてサッシ窓はまだ抜いていません。




というのも、カッターの刃を入れるとその厚みでどうしても窓枠が押し広げられてしまい、辺の中央が膨らんだり、最悪はがれてしまったりするため、とりあえず1回切れ目を入れて溝をつくり、サーフェイサーを断面に浸み込ませて固着させてから一気に切り抜く、という方法をとることにしたためです。写真では見にくいですが、カッターとR=1.0の彫刻刀で1回だけ浅く切れ目を入れてあります。




ところで車体各部の構造やディティールがわかる資料が相変わらず不足しているので、レイルロードから出ているこんな本を買ってきました。形式は違いますが同世代の兄弟車なので十分参考になります。




さらに、2000系以降の新系列高性能車について解説されている鉄道ファン1988年8月号の中古本も入手しました。2000系は昭和35~37年度の3次にわたり製作されていて、今回プロトタイプとしている昭和37年製の3次車の車号が何番からなのかわからなかったのですが、この記事に年度別の車号一覧表が掲載されていたので助かりました。2065(Tc)-2015(M)-2066(T)-2016(Mc)というラインナップにしようと思います。




さて、レイアウトの進捗も簡単にご報告しておきます。地道なバラスト撒き作業が続いていますが、ヤード出入庫線が本線から分岐するセクションもなんとか撒き終わりました。しかし建築限界違反が随所にみられるこのセクション、先日話題にした掘割の側壁以外にも怪しい個所が何か所もあります。内回り線と分かれて出入庫線が一気に下がっていく部分で、どうみてもバラストと床下機器が当たるのではないかとの疑問が拭えません。




さっそく検証。床下中央部に大きな箱がある車両が一番怪しいので、主抵抗器がデンと構えるこんな車両(クモハ475)を走らせてみたところ、辛くもクリアしていることがわかりホッとしました。ちなみに新幹線0系は車体が長くスカートも低いのでもっと条件は悪いかと思ったのですが、床下中央部にあまり箱状の出っ張りがなかったため難なく通過することがわかりました。





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阪急2000系再び

2016-04-08 02:33:59 | 私鉄電車
こんばんは。久しぶりに阪急2000系の仕掛品箱を開けました。

窓サッシの表現はシール紙を貼って中をくり抜く方法で落ち着きかけたのですが、ちょっと薄すぎるかな?と思い、もう少し厚みのある紙に置き換えることにしました。ただ、シール紙だと希望の厚みのものがないため、面倒ですが、切り抜いた紙をスティック糊で貼り付けることにしました。


サッシの原図を改めて印刷。こういうときPC+プリンタ出力の便利さをしみじみと感じます。




しかし、テストで切り抜きしてみたところ、サッシの外側のRがイマイチ綺麗に抜けず内側に切り込み過ぎてしまいます。Rが小さすぎるんですね。以前モックアップを作ったときは大きめのRの彫刻刀をだましだまし使って切り抜いたのですが、やはりちゃんと寸法が合った彫刻刀が必要です。内側をくり抜くのに手持ちのR=1.0を使うので、外側用として新潟の沖野彫刻さんにR=1.75の彫刻刀を注文しました。
ちなみに写真の右側のものはすでに窓をくり抜いてしまっていますが、実際は車体に貼ってから中をくり抜きます。




車体の方も一式プリントアウト済みでしたが、t=0.45mmのスノーマット紙では車体裾の小さなRがつけにくいため、t=0.35mmの薄手のものにプリントし直しました。こちらもデータが保存してあるのですぐに出力できる状態でしたが、紙の厚さが変わると紙送りのピッチが微妙に変わるため、長手方向だけサイズの微調整が必要でした。




窓抜き前の仮曲げをしているところです。厚手のものより圧倒的に曲げやすいですね。1枚ではちょっと頼りない感じですが、内張りや補強材で補強すれば十分な強度が確保できそうです。ただ、セオリーどおり屋根肩と裾の曲げる部分の裏側にカッターで筋入れをしたのですが、紙厚に配慮して軽く引いたつもりでも、ところどころ表面にうっすらと折れ目が出てしまいました。筋入れなしでも十分にきれいな曲げができるようなので、残りの3両はそのようにしたいと思います。




彫刻刀が到着したらまた窓抜きに挑戦します。


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新年度

2016-04-03 12:18:03 | レイアウト
こんにちは。新年度がはじまりました。と言ってももう3日ですが・・・汗

年度が明けたら仕事もラクになる予定だったんですが、なんだかんだで引きずっていて模型三昧というわけにはいきません。残念!

こういうモンモンとした心理に巧みに入り込んでくるのがポチリの誘惑ですね。
先日ブラス電機の大きな買い物をしてしまったばかりなのに、まあ発売はまだ先だからいいか♪みたいなノリで、富の153系の予約注文を入れてしまいました。
東海道筋のクモニ付きフル編成をいきたいところですが、あまり散在ばかりできないのとMyレイアウトの規模を考え、房総急行の7連を再現すべく基本+増結(M)+サロという陣容でオーダーした次第。




さて、そのレイアウトの方ですが“初鹿野ライクなセクション”の「のり面保護工」に着手すべく、石粉粘土で地面の塗り重ねをしたところ、乾燥したらこのようなひび割れが数か所発生してしまいました。練る際に水分を多めに含ませた影響と思われますが、下地が吸水性抜群のクッキングペーパーだったため急速に吸水されてしまったのも一因かも知れません。山肌も実際はもう少し大きな凹凸があるようなので、その表現も兼ねてさらに粘土を盛り付けて補修したいと思います。




ついでにいくつか不満のある個所を修正することにしました。これは山側の犬走り部分の路盤用マットをカットしているところ。このままだとバラストを撒いた時に扁平になってしまうので、しっかり“盛り上がり”感を出すために掘り下げることにしました。そのままにして実感的でなくなってしまった場所が何か所もあるので、せめてメインの見せ場は雰囲気を壊さないようにということで・・・





こちらはセクションの端部。フレキの枕木の間が接着剤で埋まってしまっていたので、部分的に枕木を抜いて新しいものに差し替えているところです。樹脂マットへフレキの固定は、防音・防振効果をなるべく消さないように接着剤をメインに、小クギをサブで使用しているのですが、この端部のように、なるべくズレが生じないようにしたい部分は「接着剤過多」になる傾向があり、バラスト散布前の除去に苦労しています。。




そして補修最大のヤマ場はこれ。つまずいて転んだ拍子に山に手を突っ込んでしまいまして・・・泣
軌道面まで貫入しなかったのが不幸中の幸い。新聞紙とクッキングペーパーの貼り重ねでなんとか補修できそうです。




バラスト撒きは粛々と・・・と言いたいところですが、いささか煮詰まってきて根気が続かなくなっています。以前はこのくらいの区間は2回くらいで撒いてしまったのですが、今では「とりあえず片側だけ・・・」というありさまで。。




ということで、忙しいなりに少し時間ができてくると思うので、レイアウトと並行して車両工作も少しずつ再開したいと思います。



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