80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

近鉄モ862の修復

2020-05-10 22:19:09 | 私鉄電車
さっそくモ862号車の修復を開始します。製作記の途中に修復記が挟まるという、世にも珍しい進行となっております。笑

まずは被害状況の把握から。右前方コーナーあたりに被害が集中しているのでここを踏んづけてしまったようです。全体重がかからなかったことが不幸中の幸い。ヘッドライトケースの先端もひしゃげています。なおヘッドライトケースに沿って割れ目が伸びていますが、ここは製作段階で既に割れてしまっていたので強度が落ちていました。



反対側はほぼ無傷ですが、よく見ると乗務員扉の右上あたりに塗装の割れっぽい痕跡が認められます。



連結面側は難を逃れたようです。配管などいろいろ作り込んでいるので、もしここが崩壊していたら、今頃はまだ布団から起き上がれなかったでしょう。



前面がらみではもう1点、乗務員室仕切が片側だけ外れていましたが、ここは元に戻してから瞬着を流し込んで修復完了です。



車体にキッチンペーパーを巻いて養生し、とりあえずひしゃげている前面を剥ぎ取ります。片側が生きているので乗務員ドア付近の変形をうまく取り除けば再利用できそうな気もしますが、よくよく見るとダメージもそこそこなのでそっくり作り直した方が早そうです。



乗務員ドアもすべて取り去ります。



屋根も割れてはいるものの再利用できなくもなさそうに見えます。しかし、補強材も含めてこのようにダメージを受けているため、泣く泣く屋根まわりも一式作り直すことにしました。



テールライトケースはできれば再利用したいので丁寧に剥ぎ取っておきます。



続いて新たな運転室の製作に入ります。前回は誤って三つ折れ前面にしてしまったので、今回はR8000カーブを忠実に再現すべく、円定規を使ってまずは型紙を起こします。



さらに、前回はイモ付け+削り出しとしていたコーナーを“曲げ”で表現することとし、乗務員ドアまで一体化した展開前面を作成します。



ピンクサーフェーサーで軽く下地処理してから組み立てればユニット運転台の完成。



天井板と窓下の補強材で、前面Rと車幅を出しています。内側は室内色を兼ねてグレーサーフェーサーを吹いてあります。



車体と合わせてみるとガーン!!微妙に合わないw。。まあこの程度は気合いですり合わせが可能でしょう。。



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コメント (6)
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