アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

名古屋に来ていて、昨日(10月4日)は、しわがれ声ながら何とか社団法人 日本能率協会主催の公開セミナーの1つ(「部下対応力セミナー」)を終えました。

問題は、その後のことです。某大企業の社内イベントで講師をすることになっているための、6時からのその打ち合わせの時でした。

タイトルに「勇気づけ」が入っていることもあり、先方企業から講演内容のあらましの説明を求められました。

私は、よく行っている小集団活動の大会での講演のパワーポイントのスライドを全画面分印刷してお見せしました。

その方は、技術者らしく細かく資料を点検してからこうおっしゃいました。

「勇気づけはわかりましたが、勇気づけによってどうなさりたいのですか?」

ここで、第1のムカッ!です。



          

          face a15 png

「勇気づけは、困難を克服する活力を身につけることによって、他者のために役立とうとすることです」

と、私は答えました。

「抽象的でわかりませんね。講演では、勇気づけによって話を聞いている人をどうしたいというのですか?」

ここで、第2のムカッ!です。





          face a15 png

もしかしたら、この段階で私のムカッ!が先方に悟られたかもしれません。
それでも、私は、冷静さを装ってこう尋ねました。

「○○さんは、勇気づけの講演を聞いている人にどんなゴールをお望みですか?」

○○さんは、こう答えました。

「チームとしてベクトルを合わせ、継続的に職場を改善するモチベーションを高めることです」

私は「だったら先にそう言えよ!」という気持ちになりましたが、あっさりと認めました。

「あ、それいいですね。それで行きましょう」

これにて打ち合わせの主目的は達成。

それにしても、2度もムカッ!と来たのは、体調のせいにはしたくありませんが、まだまだ未熟な私であります。

それでも、感情のコントロール法を学んでいるため暴発する(あるいはキレる)ことがありませんでした。


次のとおり感情のコントロール法のセミナーを開催します。
詳しくは、10月2日の
「感情はコントロールできる!」の記事をご参照ください。
参加すると、あなたも感情との上手なつき合いができるようになりますよ。

日 時:10月17日(日)9:30-17:30

受講料:会員15,000円、一般18,000円
     (消費税込み、資料付き)

講 師:岩井俊憲

場  所:ヒューマン・ギルド研修室



コメント ( 2 ) | Trackback ( )