おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
名古屋に来ていて、昨日(10月4日)は、しわがれ声ながら何とか社団法人 日本能率協会主催の公開セミナーの1つ(「部下対応力セミナー」)を終えました。
問題は、その後のことです。某大企業の社内イベントで講師をすることになっているための、6時からのその打ち合わせの時でした。
タイトルに「勇気づけ」が入っていることもあり、先方企業から講演内容のあらましの説明を求められました。
私は、よく行っている小集団活動の大会での講演のパワーポイントのスライドを全画面分印刷してお見せしました。
その方は、技術者らしく細かく資料を点検してからこうおっしゃいました。
「勇気づけはわかりましたが、勇気づけによってどうなさりたいのですか?」
ここで、第1のムカッ!です。

「勇気づけは、困難を克服する活力を身につけることによって、他者のために役立とうとすることです」
と、私は答えました。
「抽象的でわかりませんね。講演では、勇気づけによって話を聞いている人をどうしたいというのですか?」
ここで、第2のムカッ!です。

もしかしたら、この段階で私のムカッ!が先方に悟られたかもしれません。
それでも、私は、冷静さを装ってこう尋ねました。
「○○さんは、勇気づけの講演を聞いている人にどんなゴールをお望みですか?」
○○さんは、こう答えました。
「チームとしてベクトルを合わせ、継続的に職場を改善するモチベーションを高めることです」
私は「だったら先にそう言えよ!」という気持ちになりましたが、あっさりと認めました。
「あ、それいいですね。それで行きましょう」
これにて打ち合わせの主目的は達成。
それにしても、2度もムカッ!と来たのは、体調のせいにはしたくありませんが、まだまだ未熟な私であります。
それでも、感情のコントロール法を学んでいるため暴発する(あるいはキレる)ことがありませんでした。
◎次のとおり感情のコントロール法のセミナーを開催します。
詳しくは、10月2日の「感情はコントロールできる!」の記事をご参照ください。
参加すると、あなたも感情との上手なつき合いができるようになりますよ。
日 時:10月17日(日)9:30-17:30
受講料:会員15,000円、一般18,000円
(消費税込み、資料付き)
講 師:岩井俊憲
場 所:ヒューマン・ギルド研修室