アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(10月11日)11:00-13:00開催の「アドラー心理学ゼミナール」には、青森から野々口浩幸さん(青森県総合学校教育センター指導主事、ヒューマン・ギルド会員)にお越しいただき、

私の教育者としての実践
―そして今考えること

と題したお話しをいただきました。



野々口さんは、もともとは高校教師。

教員人生のスタートは、寮がある中学校の臨時講師として寮の舎監を兼務しながら4ヶ月過ごされ、その間、2人の生徒の成績を急上昇されました。

その後は、青森市内の公立高校の日本史(社会)の教師として10年間勤務。
経験のない陸上競技部の顧問として、個々人の練習メニューを作り、1,600メートル・リレーで県大会で優勝をもたらしたビデオには会場が沸きました。



その後、30歳代前半で兵庫教育大学の大学院の修士課程に2年間内地留学。

次に赴任し、そこでも10年間過ごされた高校では、ハワイへの修学旅行を企画・実践。「前例がない」という周囲の反対に対しては、「前例がなければ私が前例を作る」という言葉には、野々口さんらしい気迫がこもっていました。

下の写真は、パール・ハーバーでの1,117人の戦没者に対する日本語・英語での慰霊文読み上げのシーンです。



野々口さんは、「なおす」臨床と「そだてる」教育を識別しながらも「心を育てる」ことを解き、教育相談に関しても「理論」と「技法」に加えて、生徒が相談しやすい「人間性」を力説しておられました。

最後の、ある保護者の手紙には、内容を書けませんが、深い感銘を受けました。

野々口さんを形容するには「静かな情熱を持った(現場の)変革者」がふさわしいでしょう。

野々口さん、本当にありがとうございました。


◎11月23日(火・祝)11:00-13:00開催の「アドラー心理学ゼミナール」では、10月10日(日)にアドラー・カウンセラー養成講座を終えたばかりの森崎仁志(もりさきさとし)さんが

心の『変化』~「挫折×不安=諦めの人生」から
「失敗×勇気=チャレンジの人生」へ~

と題してお話しくださいます。



もう私のところにレジュメも送っていただき、森崎さんの熱意が窺われます。

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