アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(1月12日)は、埼玉県さいたま市の埼玉トヨペットで主任クラス38人を対象にした中堅社員研修を行ってきました。

一昨日の晩から昨日の朝まで家の無線LANの調子が悪く、仕方なくPHSと接続させて数件メールしただけで、出先でも急な用件は電話やPHSからの返信で済ませました。

その中の1つに、私が新入社員で入り、理想的な上司に恵まれた、外資系のメーカーのルーム・エアコン営業部のOB会の連絡がありました。

途中から何となく私が幹事役になり、会場の設定や連絡の役割の一部を担うようになりました。

1月21日にその当時の部長を中心にして7人の部下が集まることになったのです。

この部長のことは、『アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方』(コスモス・ライブラリー)の29-31ページに「第2志望の人生」として書いていますので、この本をお持ちの方は、もう一度この部分をお読みいただけたら幸いです。

アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方―人はだれに心をひらくのか
岩井 俊憲
コスモスライブラリー

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こんなエピソードもありました。

私は、サラリーマンとして入社してもずっと、中小企業診断士の資格取得の勉強をしていました。ただし、このことは、会社の誰にも言っていませんでした。

何せ営業部所属です。お酒を飲む機会もかなりありました。
それでも私は、お酒を飲んで家に帰っても水をタップリ飲み、2時ごろまで勉強をしていました。

23歳の秋、私は中小企業診断士(鉱工業部門)の試験に合格しました。

2次試験の面接官は、清水晶という明治大学の教授で、当時日本のマーケティングの第一人者。私の大学時代のゼミの恩師が清水先生の友人でもあったことも好材料だったのか、2次試験に続く面接もうまくいったのです。

当時の私は23歳、合格者の中では最年少でした。

しかし、ハードルがありました。2週間の診断実習という、3次試験に相当する実務が控えていたのです。

私は、部長におずおずと中小企業診断士の2次試験に合格したことを伝え、10日ほどの有給休暇を申請しました。

部長は、すぐさまオフィスにいた部員を集め、「岩井君が中小企業診断士試験に合格したんだ」と伝え、そのお昼は、神田の学士会館で部員と共に私の合格を祝ってくれました。

この部長に率いられたルーム・エアコン営業部は、私の組織モデルの原点です。リーダーシップの研修を行うときも、この部長のリーダーシップをいつも思い出します。

ちなみにこの部長、30歳代中半で会社を辞め、司法試験を目指し合格、今は日米両方の弁護士として活躍しています。

何かの折によく、「岩井君が中小企業診断士試験に合格したことが僕の刺激になった」とおっしゃいます。

私は、1月21日(金)のルーム・エアコン営業部のOB会が楽しみです。


<お目休めコーナー> さいたま新都心駅の近くで

 

 



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