おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
まず、お礼です。
昨日(4月20日)のブログに熊本地震の被災地を支援する下記の チャリティ企画講演 の企画を載せたところ、多くの方々がフェイスブックでシェアをしてくださり、また、10名を超える方から講座のお申し込みをいただきました。
日 時:5月9日(月)10:30~12:30
タイトル:「この頃 アドラー心理学に関して思うこと」
場 所:ヒューマン・ギルド研修室
講 師:岩井俊憲
受講料:3,000円(当日払い。売上金は全額被災地に寄付します)
ありがとうございました。
昨日の午前中、文教堂市ヶ谷店に立ち寄りしたら、『感情を整えるアドラーの教え』(大和書房、1,400円+税)が写真のように平積みになっていました。
夕方は、カミさんと一緒に神楽坂商店街に行き、文悠本店に行き、社長に『感情を整えるアドラーの教え』 のプロモーションを図ってきました。
その後、「竹ちゃん」の前の「神楽坂モノガタリ」で本に囲まれながらビーフシチューの夕食を摂りました。
さて、これからが本題です。
私は『人間関係が楽になるアドラーの教え』(大和書房、1,400円+税)の「おわりに」の冒頭にこんなことを書いています。
トルストイの『アンナ・カレーニナ』の冒頭に次の表現があります。
「幸せな家族はどれもみな同じように見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」(望月哲男訳、光文社古典新訳文庫、2008)
私はトルストイの言葉を次のように単純化して受け止めています。
「幸せに生きる家族は、シンプルな生き方をしているが、わざわざ不幸になるような生き方をする家族は、物事を複雑に受け止めて、結果として不幸を招いてしまう」
このことは、人間関係についてもあてはまります。
人間関係をシンプルに捉え、協力の方向に向けることができるならば幸福が近づいてくるのですが、もつれた糸のように複雑にしてしまうと、それぞれの人たちの悪さ加減を非難し合い、協力が困難な、不幸な生き方を選び取ることになります。
不幸とは逆の幸せについて考えさせる人物がこの4月に来日しました。
私たちのモア&モアに警告を発する「世界でいちばん貧しい大統領」ことウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領です。
テレビにも出演し、さまざまな媒体で取り上げられていましたが、私には4月20日付けの産経新聞「文化」欄に掲載されていた次のインタビュー時の言葉が印象的でした。
ムヒカさんが口にする幸福像はいたってシンプルです。
「愛情を育むこと、友人を持つこと、『生きる』という何よりも大切なことのために時間を使ってほしいのです」
そして、幸せに生きるコツの問いに対して答えはひと言だけ。
「モチベーションを持つこと」
どうやら幸せに生きる秘訣は、モチベーションを持って、人生のエッセンシャル(本質的)なことを大切にしながらシンプルに生きることのようです。
<お目休めコーナー>4月の花(21)
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