おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(11月6日)はブログをお休みしたので、2日分の記事を書きます。
1.名古屋で アドラー心理学ベーシック・コース (後半部分)開催
土日の2日間、名古屋駅近くの「ウインクあいち」で アドラー心理学ベーシック・コース を行っていました。
参加者は、愛媛、香川、大阪、岐阜、愛知、静岡にまたがる23名(うち男性6名)。
受講者は、後半担当の私の様子見があって質問も遠慮気味でしたが、途中からたくさん出てきました。
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2日間のうちに(1)よい人間関係、(2)勇気づけの演習:あなたを勇気づけた人たち、(3)共同体感覚、(4)教育に生かすアドラー心理学、(5)勇気づけの理論、をお伝えしました。
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18:30に講座が終わると、17人ほどで懇親会に。
元気な人たちとお話しできて楽しかったです。
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最後は、2人一組で修了証の授与と感想発表。
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多くの方々にヒューマン・ギルドの 会員 にご登録いただきました。
2.『人生を変える幸せの腰痛学校』の紹介
11月3日に伊藤かよこさん (鍼灸カウンセリング治療師、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー) からプレゼントされ、名古屋への行き帰りで読みました。
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伊藤さんの小説仕立てのこの『人生を変える幸せの腰痛学校』(プレジデント社、1,400円+税)は、腰痛だけでなく何か自分の疾患を抱える人のための疾患とのつき合い方に革命を起こす本だとの印象を持ちました。
佐野先生(整形外科医)の「ハッピー&ニュー」から始まる『慢性腰痛改善プログラム』に通う主人公の神崎由衣ほか5人の仲間たちを中心とした腰痛改善の物語を読むうちに、「心をワクワクさせているうちに体の痛みが消える」メカニズムの中に引き込まれます。
この点から私のよく知る伊藤さんはまず、構想力の巧みな著者だと気づきました。
第2に、伊藤さんは表現力も抜群の資質をお持ちです。
プロローグの「真夏の昼の悪夢」はこんな表現から始まります。
「-8月の暑さをなめていた。
私は駅前からタクシーに乗らなかったをことを後悔し始めていた」
この本は、伊藤さんの処女作のはずなのに、もうすでにベテランの作家のようです。
それでいて、ストーリーが面白いだけでなく、認知行動療法にアドラー心理学を加味した世界最先端の腰痛治療プログラムがわかりやすく取り入れられています。
伊藤さんが治療者としてだけでなく作家としても一流であることが読み取れる本です。
伊藤さん、本当にいい本を出してくださいましたね。
かつて腰痛持ちで、この本の解説者である 長谷川淳史さん の『腰痛は<怒り>である』(春秋社)などによって救われた私にとって、現在抱えている疾患とのつき合い方にもずいぶん参考になりました。
伊藤さん、ありがとうございました。
強く、強くお勧めの本です。
<お目休めコーナー>11月の花(5)
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