おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(11月14日)は午前中ご近所の方のカウンセリングを自宅で行いました。
このやり方は今後使える、と思いました。
夜は18:30から中小企業診断士の勉強会「マネジメント・カウンセリング懇話会」で『モチベーション3.0ー持続する「やる気!」をいかに引き出すか』(ダニエル・ピンク著、大前 研一訳、講談社+α文庫、820円+税)をテキストに勉強会を行いました。
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モチベーション3.0 持続する「やる気!」を いかに引き出すか (講談社+α文庫)
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ダニエル・ピンク著、大前 研一訳 |
講談社 |
この本は、モチベーション(動機づけ)の最新理論を学ぶための絶好の本です。
クリントン政権下のゴア副大統領のスピーチライターなどを務めたダニエル・ピンク(法学博士)。
モチベーションを主に研究する心理学、経営学の出身でないのに、驚くほどの文献を参考にし、モチベーション研究に名を残すミハイ・チックセントミハイ、エドワード・デシ、リチャード・ライアンと数度にわたるインタビューや対話を通して書き上げた本です。
しかも、訳者は、かの有名な大前研一氏。
大前氏は、1980年代にある伝手で『アドラー心理学教科書』(ヒューマン・ギルド出版部)を手にし、当時マッキンゼーの社員たちにも配布し、やがて「経済心理学」を強く押し出すようになった人です。
著書でもアドラー心理学を高く評価してくれています。
ところで、「モチベーション3.0」の由来は、社会にも人を動かす原理があるとし、それをコンピュ―ターの基本ソフト(OS)にたとえて〈モチベーション1.0〉〈モチベーション2.0〉〈モチベーション3.0〉に分類したものです。
〈モチベーション1.0〉・・・生存を目的とする人類最初のOS
〈モチベーション2.0〉・・・信賞必罰(アメとムチ)に基づいて与えられる外発的なモチベーション
〈モチベーション3.0〉・・・自分の内面から湧き出る「やる気(ドライブ)」に基づく内発的なモチべ―ション
私は、「内発的なモチべ―ション」である〈モチベーション3.0〉こそが「勇気づけ」と深い関わりのあることをこの後数回の連載で明らかにします。
お楽しみに。