おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(4月6日)は、私のところにさまざまな情報が入ってきました。
夕方の体験も含めて昨日の3つのことをお伝えします。
1.『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』重版決定、31刷に
昨日のブログのタイトルは「爛漫の春となるか?」で、『人生が大きく変わるアドラー心理学入門』と『看護師のためのアドラー心理学』の重版のご連絡をしたばかりなのに、今日はもう1つの重版のお知らせです。
私の関わった本では一番売れている『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)の重版決定のご連絡が入りました。
2014年7月の発刊以来31刷に達します。
2.会員 の 守屋秀勝さん がTBS今夜22時~23時30分放送の『7daysニュースキャスター』に出演
今週は、菊池桃子さんに対する元タクシー運転手のストーカー事件がマスコミをにぎわしていました。
今夜の22時~23時30分放送の『7daysニュースキャスター』に会員 の 守屋秀勝さん (ストーカー加害者の支援団体「ストーカー・リカバリーサポート」代表)がVTR出演され、ストーカー加害者の心理状態についてコメントが放映される予定です。
『日刊スポーツ』でも「菊池桃子ストーカー『報復可能性も』識者が心理分析」[2018年4月3日22時40分]として守屋さんの取材内容が掲載されていて、この記事がTBSの目に止まったのがキッカケのようです。
記事のには一部こんなふうに書かれています。
ストーカー加害者の支援団体「ストーカー・リカバリーサポート」代表の守屋秀勝さん(52)は、「釈放後、菊池さんが報復を受ける可能性もある」として、加害者の更正支援の必要性を訴えた。
実は、守屋さんも元ストーカー加害者。・・・(途中略)・・・救ったのは、アドラー心理学の「目的論」について書かれた本。
「これを読んで、自分の行動をバカバカしく感じた。
もしその本に出会っていなければ、本当に人を殺してしまっていたと思うんです」と明かす。
ちなみに、守屋さんの出会った本というのは、『人生が大きく変わるアドラー心理学入門』(かんき出版)、『自分を勇気づける アドラー心理学7つの知恵』(ベストセラーズ)、『働く人のためのアドラー心理学 「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣』(朝日文庫)などの私の本です。
守屋さんは今日から4日間、大阪で アドラー心理学ベーシック・コース を受講されます。
私は2週間後、後半部分を担当します。
3.プロ野球某球団の新人選手研修
昨日の午後は、目次 心さんとプロ野球某球団の新人選手研修に出かけました。


寮の食堂に16:30に集まった新人選手15人の他に球団本部の幹部やコーチを対象に
感情のコントロール法
をメイン・テーマに、「やる気の高め方」をサブ・テーマとして1時間半の研修を行ってきました。

感情を抑えきれなかった杉内俊哉選手の2004年6月1日の対ロッテ戦での両手の小指付け根を骨折した事件、田中将大投手の斎藤佑樹選手に対する劣等感の物語、イチロー選手の現役にこだわる目的などプロ野球選手のエピソードを交えつつ3人単位の討議を入れながら進めたので、選手たちは練習の疲れを見せることなく受講してくれました。

近くにやんちゃっぽい選手もいたりして、みんな可愛い印象でした。

質疑応答の時間は、選手からの質問がない代わりに、講義をさかんにメモしながら聴いてくださっていた球団職員とコーチから質問が入りました。
1つは「アドラー心理学ではトラウマは存在しないと言っているが本当か?」、もう1つは「『課題の分離』で選手と接しようとするが、これだと指導にならないが」という、共に『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)をもとにした質問でした。
私は「トラウマは存在しない」というのは、岸見一郎さんの個人的な見解であってアドラー心理学の定説ではないこと、「課題の分離」は本来、信頼をベースとした協力に至るための手続きだと回答し、大いに納得していただきました。
アドラー心理学がプロ野球の世界採り入れられることは、将来のことを考えるととても充実感があります。
<お目休めコーナー>4月の花(7)

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