おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(4月13日)も重版のご連絡が入りました。
株式会社秀和システム 編集本部 第1編集局の森 千草さんから『イライラしないママになれる本』(野口勢津子著、岩井俊憲監修)の増刷12,000部(第11刷)、累計刷り部数は30,200部のご連絡でした。
書店さんへのキャンペーン用アイテムの一つとして販促したところ、たくさんの注文が入ったのと、キャンペーンに合わせて、地方紙を中心に広告も打ったためのようです。
それにしても12,000部の重版というのは、私のかかわる本では『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)や『悩みが消える「勇気」の心理学 アドラー心理学超入門』(永藤かおる著、岩井俊憲監修、1,300円+税)に続くものです。
このご時世、初版でも12,000部を出す出版社はあまりなく、重版ではなおさらです。
さて、久しぶりの本の紹介です。
『ミッションからはじめよう! 』(並木 裕太著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、1,500円+税)
一流コンサルタントによる経営の本ではありますが、仕事、プロジェクトの進め方がわかるようになる本でもあります。
「ミッションから始める → 整理する(ロジック) → 伝える(プレゼン) → 実行する(スタート) → 維持継続する(リアライズ) → 成果を出す」
この変革のプロセスが身につけらるのがこの本の特徴です。
舞台は、航空会社 All Japan Airways。
主人公は、国立女子大学卒業入社4年目にして、なぜか経営企画室に配属された現代っ娘、大空翔子。
女性主人公のストーリーにいつのまにか著者もコンサルタントとして登場する展開に発展し、「どんなに美しい戦略でも実施されなきゃゴミ」とまで言い切る本書は、あくまで実行すること、成果を出すことにこだわります。
実際のビジネスの場面で大事なことは、分析することでも整理することでもなく、「実行」することだからと捉えているからです。
実行する過程の中で大切なのが、自分たち(会社、自部門、もしくはその時のプロジェクト)の目指す姿や提供する価値を定義したもので、すべての判断基準となるのが「ミッション」。
思わぬ困難があったとしても、変わらぬモチベーションを持ち続けられるようになる「ミッション」を、この本では、なぜ、それを実行するのかというそもそもの志、使命として伝えてくれます。
正しいミッションの作り方を身に付けて、自分の会社で、お店で、そして自分自身の人生においても、実際に私たちが描き、巻き込み、実行し、成果を出す「ミッション・ピープル」になれそうにガイドしてくれる本です。
スト―リーで楽しめて、「レクチャータイム」で経営の基本的な理論が深まり、途中でやめるのが困難な本でもあります。
一度読んだらもう一度読みたくなり、特定のプロジェクトで学んだことを活用したくなります。
<お目休めコーナー>4月の花(14)
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