おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(4月17日)は、(株)ディスカヴァー・トゥエンティワンの編集担当の原さんから『図解勇気の心理学アドラー超入門』(永藤かおる著、岩井俊憲監修、1,300円+税)の増刷のご連絡が入りました。
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『図解勇気の心理学アドラー超入門』 4刷
/ 16,000部 / 累計61,900部
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4月14日のブログ で『イライラしないママになれる本』(野口勢津子著、岩井俊憲監修)の12,000部(第11刷)増刷をお伝えしたばかりですが、今度はそれを上回る16,000部の重版です。
おそらく書店で現在一番見かけるアドラー心理学の本は『図解勇気の心理学アドラー超入門』かもしれません。
さて、全般的に一番売れている本の紹介です。
まずは、文庫から。
『君たちはどう生きるか』(吉野 源三郎著、岩波文庫、970円+税)
私は、こちらを先に読みました。
主人公は、知的好奇心旺盛な中学2年生のコペル君、時代はアドラーがこの世を去った1937年、戦争の足音がひそひそと伝わってくる時代です。
『日本少国民文庫』の1冊として中学生向けに書かれた本ですが、今の時代には高校生から大人向きの教養小説と言っていいでしょう。
岩波版は、巻末に著者の吉野 源三郎氏の「作品について」と丸山真男氏による「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」が入っているので、理屈好きの方は、類書の中でも文庫本がお勧めです。
詳しい解説は書かないことにしますが、アドラー心理学の「共同体感覚」(人間の結びつきについて)「認知論」(ものの見方について)「対人関係論」(人間であるからには)「劣等感」(雪の日の思い出)「自己決定性」(人間の悩みと、過ちと、偉大さについて)「勇気づけ」などをコペル君の体験とおじさんのノートをもとにこの本で学ぶことができるようです。
続いて読んだのが『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎 (原作)、羽賀翔一 (イラスト)、マガジンハウス、1,300円+税)。
発売半年あまりで200万部突破の超ベストセラーです。
半分以上はマンガですが、彼を亡き父親の代わりに見守る教養ある「おじさん」のノートの〈ものの見方について〉〈真実の経験について〉〈人間の悩みと、過ちと、偉大さとについて〉が原作同様、読者自身に自分の頭で考えさせる本として仕立てられているのが特徴です。
私は、どちらを先に読むかはお任せしますが、是非両方読むことをお勧めします。
さーて、あなたはマンガを先に読むか、文庫からか? そして、その後、著者の想いを汲み取ってどう生きるか?
<お目休めコーナー>4月の花(18)

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