おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(4月10日)は、実はヒューマン・ギルドの設立33周年記念日でした。
思い出せば、1985年4月10日を設立の日として、新宿区山吹町のビルの5階に約30坪のフロアの事務所兼研修室を構えたのでした。
遠くは岡山、大阪の、40人の不登校の親たちをメインの株主とし資本金1,300万円の有限会社として設立されたのでした。
最大時は50人に株主がいたこともありますが、現在では12人ほどに絞られています。
こうして丸33年を生き延びて来れたのは奇跡のような感じがしますが、これも数多くの受講者、会員、研修をご依頼くださる法人様などと、最高顧問のペルグリーノ博士、優秀な社員のお陰です。
本当にありがとうございます。
自分は本当に恵まれている人間だな、と感謝の気持ちで一杯です。
設立34年目になる2018年度も順調な滑り出しを示していることをご報告申し上げます。
さて、昨日の讀賣新聞に『PHPくらしラク~る♪』5月号の広告が掲載されていました。
『「イヤな気持ち」は捨てられる!』の中でカミさん(岩井美弥子)のインタビュー内容が
“アドラー式”家計管理でお金の不安に バイバイ
のタイトルで6ページにわたって掲載されています。
お買い求めの方数人からご連絡をいただきました。
広告の一番左の『PHPのびのび子育て』の7月号(6月発売)の「運命を大きく左右するお母さんの『口ぐせ』で子どもは変わる!」特集では、私のインタビュー記事が掲載されることになっています。
原稿の内容をすでにチェックしていますが、インタビュアーの方が抜群に資質が高く、いい記事になっています。
近づいたらお知らせしますね。
さて、昨日の讀賣新聞の第1面には「ハリル氏と選手 信頼薄れた」という見出しが踊っていました。
6月14日からロシアで始まるサッカー・ワールドカップに出場する日本代表監督が2か月前のこの時期に解任されるのは異例のことです。
9日に都内で記者会見をおこなった田嶋幸三日本サッカー協会会長はマリ、ウクライナとの強化試合で1分け1敗だった3月の欧州演習で「選手とのコミュニケーションや信頼が薄れてきた」ことを理由に挙げていました。
私はサッカーには疎い人間ですが、ワールドカップ2か月前の解任に驚きました。
おそらく協会の前に選手たちのからの信頼の欠如が強まっていたのでしょうが、「信頼が薄れる」と、こういうことになることを学びました。
「信頼」と言えば、4月6日(金)の某球団での新人対象の研修に同席していたコーチからの質問で「『課題の分離』で選手と接しようとするが、これだと指導にならないが」という、『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)をもとにした質問についてはお伝えしていましたが、より丁寧な回答のポイントは次のようでした。
1.「課題の分離」は、もともとヒューマン・ギルドで開発した「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」初出の親子間の協力のための手続きで、過保護・過干渉の子育てから自立心と責任感を重んじる子育てに転換させる技法であること
2.『嫌われる勇気』では、自分のことを他者が嫌うかどうかは他者の課題であって、自分でどうにかできることではない。これを他者の課題として自分の課題から切り離すことを提唱したこと
3.アドラー心理学の立場から選手とコーチの望ましい関係の4条件は、次のとおりであること
(1)相互尊敬
(2)相互信頼
(3)目標の一致
(4)協力
まとめして、2013年から2015年まで北海道日本ハムファイターズの一軍ヘッドコーチを務めた 阿井英二郎氏 のケースを引きながら、阿井氏が信頼の態度を示しながら「選手との面談を通じて目標の設定や共有を図ったり、選手への声掛けを重ねながら選手の変化の把握に努めたりした」(Wikipedia)ケースを取り上げてお話ししたら、イケメンの育成担当コーチは、「選手との間は、やはり信頼が一番大切なんですね」と、大いに納得してくれました。
野球ネタなら強い私でした。
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