おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(10月8日)は、ヒューマン・ギルドで
11:00~13:00 アドラー心理学ゼミナール (28名参加)
14:00~17:00 カウンセリング演習 (21名参加)
を行いました。
アドラー心理学ゼミナール の講師は、山崎裕子さん(歯学博士、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー)。
中国の深圳に現在住んでいらっしゃいます。
山崎さんは、私の父親が経営していた会社(建具メーカー)の取引先だった材木店の娘として生まれ、私の高校(栃木県立鹿沼高校)の後輩の中でも栄えある存在でもあります。
中国に渡る前は、自治医科大学に研究者として勤め、かたわら私の幼稚園の担任の歯科クリニックでパートで勤務していたこともあったようです。
まごころ(高澤)貴子さん のところで、ELM勇気づけ講座を4回も学ばれてからヒューマン・ギルドの門を叩き、4つの養成講座(SMILEリーダー養成講座、ELM勇気づけトレーナー講座、アドラー・カウンセラー養成講座、人おこし・組織おこしリーダー養成講座) をすべて修得されました。
その人柄で昼も夜も、研修の場でも懇親の場でも、人を溶かしてしまうような魅力を発揮する方です。
その証として、講座には、第68期 アドラー・カウンセラー養成講座 (平成29年1~3月コース)の同期生が多数詰めかけていらっしゃいました。
(講演開始前の山崎さん)
タイトル:味覚障害からみたおいしさとは
歯科医師の立場から(1)味覚障害とは、(2)人はどこで味わうのか?、(3)おいしさとは、についてお話しいただきました。
専門的なお話しにも関わらず、歯学博士らしい探求心に基づく研究成果を実にわかりやすく、時々ユーモアを交えながらお伝えくださいました。
特に受講者に笑いと感動を与えてくれたのは MINNIE から MICKY への「診断スタイルのシフトチェンジ」でした。
山崎さんは、特に高齢者に対して「もう一度取り戻してほしい」という願いから「アドラー視点での診察に必要なこと」として次のスライドを使われました。
ベースに「相互尊敬・相互信頼」から始まり、「共感による傾聴」→「診断・治療」→「患者の自立」に至る「内的動機付け」を強調されていました。
「おいしさ」は、味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚のみならず思考の影響も受けることのメッセージは、受講者に新鮮な印象を残してくれました。
山崎さん、ありがとうございました。
とても勉強になりました。
◆12月24日(月・祝)の アドラー心理学ゼミナール ご担当の 磯野 茂さん (伴走家TM、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー)は、12月24日(月・祝)タイトル:「対人関係をより良くするヒント! ~知的障害のある人たちとのスポーツ活動の中で~」の概要を「一人ひとりユニークだ」としてお伝えくださいました。
※講師からの内容説明※
スポーツ活動を通じ、知的障害のある人たちと関わって10年、当初コミュニケーションはすれ違うことばかりでした。しかし、試行錯誤を重ね関わりを続けると徐々に改善したのです。その要因は「縦の関係から横の関係への変化」でした。
今回のゼミナールでは、私が出会った知的障害のある人たちとのエピソードを交え、知的障害のある人たちが私に教えてくれた“対人関係をより良くするヒント”をお伝えします。加えて、知的障害のある人たちの自律と社会参加に向けた取り組みについても紹介します。
<ご参考>11月11日(日)のアドラー心理学ゼミナール(タイトル:日本の幼児教育に必要なこと~アドラー心理学と自然体験~)
講師:阿部 洋子さん(NPO法人勇気づけ学園 幼児部代表、SMILEリーダー、ELM勇気づけトレーナー)
※講師からの内容説明※
アメリカで幼児教育を勉強し、疑問を抱いた日本の幼児教育。個を大切にするアメリカの教育がアドラー心理学と重なる部分があり、これこそ幼児教育に必要だと強く思いました。また息子の授乳中にテレビで見た森のようちえんの自然の中での活動を融合することでさらに豊かさをプラスできると自負しています。この持論を皆様と共有し、これからの幼児教育のあり方を共に考えていただきたいと思います。
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<お目休めコーナー>10月の花(9)