おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(10月10日)は、カウンセリングをしたり来週以降の研修の準備をしたりしてゆるやかに過ごしました。
16:00には(株)三笠書房 の取締役編集部長の長澤義文さんと編集本部の番園雅子さんがお越しになり、11月末に王様文庫から出る本の最終ゲラをお預かりしました。
17:00には 梶野 真さん と 水野美津子さん がご来社、近未来の企画について打ち合わせをしました。
その後、神楽坂駅の近くの武蔵に場所を移し、焼き鳥などを口にしながらアドラー心理学の長期ビジョンについて語り合いました。
これから日本のアドラー心理学がかなり変わろうとしています。
さて、「勉強法の本の紹介」の3回目です。
今までは同じ本を2回に渡って紹介しています。
2018年10月4日付けブログ 勉強法の本の紹介(1):『東大教授が教える独学勉強法』(1)
2018年10月5日付けブログ 勉強法の本の紹介(2):『東大教授が教える独学勉強法』(2)
今回は、『竹中式マトリクス勉強法』(竹中平蔵,、幻冬舎、950円+税)の紹介です。
ただ、2008年の出版の本で、どうやら絶版になっているようです。
この本を読みたくなった同機は 2018年5月22日付けブログ 日本教育カウンセリング学会で師弟関係を学ぶ の一部に書いた
2.竹中平蔵教授の授業スタイル
です。
5月20日(日)の日本経済新聞に慶應義塾大学准教授の中室牧子さん(教育経済学)が慶應の湘南藤澤キャンパスで当時の竹中平蔵教授の経済学の授業スタイルに鳥肌が立つような面白さを感じた話が出ていました。
当日の新聞記事の中で何がもっとも面白かったかを学生に尋ね、即興で経済学の理論を使って説明し、半年が過ぎた頃には、経済学の全体像をカバーしていたことについて「あまりに見事な説明に、講義の最後に学生たちから拍手が起きた」と書かれていました。
こんな授業スタイルを私も模倣したく思っていました。
『竹中式マトリクス勉強法』で縦軸は「人生と戦うための武器としての勉強」と「人間力を鍛えるための人と人を結ぶ勉強」、横軸は「天井がある勉強」と「天井がない勉強」として「マトリクス勉強法」について書いてあるのは、第1章の前半部分でしかありません。
第2章では「竹中式勉強法・9つの極意」として次の9つが書かれています。
(1)常に目標を2つ持て
(2)逆算して計画せよ
(3)何事も基本がすべて
(4)よきライバルを持て
(5)メモを持ち歩け
(6)時間は作るもの
(7)人と群れるな
(8)自分のためにカネを使え
(9)よく寝よ
かなり説得感がありました。
続いて
第3章 竹中式記憶勉強法・5の極意
第4章 竹中式英語勉強法・7の極意
第5章 竹中式経済勉強法・9の極意
第6章 世界に通じる勉強・5の極意
私が面白いと思ったことは、「極意」のことだけでなく、「複式簿記が分かれば。日本経済が分かる」とか、「参考書ではなく問題集を暗記せよ」「1週間はなぜ日曜日から始まるのか?」のような小見出しの中で触れられている話です。
「やる気を高める、ほめ方の極意」では、「エンカレッジ」の言葉を使いながら、竹中氏の小学校時代の勇気づけられ体験が語られています。
極意を活かすか、本の中の小話を読み取るか、学び方はあなた次第です。
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<お目休めコーナー>10月の花(11)