長野新幹線の車内に置いてあった雑誌「トランヴェール」で気になる記事を見つけた。松本市の中心部の交差点に残る「牛つなぎ石」。これは、武田信玄が、今川・北条氏によって塩の供給を断たれ、窮地に立った折、越後の上杉謙信が送った塩を運んできた牛をつなぎとめたところだという。さっそく現物を見てきた。誰でも知っている物語だけれど、こんなふうに具体的な地点とピンポイントで結びついているのが面白い。山国の人々にとって、海岸線から運ばれてくる塩が、どれだけ貴重品だったかがしのばれる。
松本を昼過ぎに離れ、諏訪へ。下諏訪神社の春宮、秋宮に寄る。それから上諏訪に出て、高島城へ。諏訪大社の大祝を務めてきた諏訪氏の居城である。武士と神官の性格を併せ持っていた点で、興味深い一族。でも、高島城の天守は、戦後の復興(鉄筋コンクリート造)だそうで、期待した味わいには欠けた。天下の名城・松本城を見たあとだったし…。下諏訪神社春宮では、諏訪氏の紋章「根あり梶」に強く惹かれて、めずらしくお守りを購入。
夕闇の中を中津川まで下って、さらに1泊。
松本を昼過ぎに離れ、諏訪へ。下諏訪神社の春宮、秋宮に寄る。それから上諏訪に出て、高島城へ。諏訪大社の大祝を務めてきた諏訪氏の居城である。武士と神官の性格を併せ持っていた点で、興味深い一族。でも、高島城の天守は、戦後の復興(鉄筋コンクリート造)だそうで、期待した味わいには欠けた。天下の名城・松本城を見たあとだったし…。下諏訪神社春宮では、諏訪氏の紋章「根あり梶」に強く惹かれて、めずらしくお守りを購入。
夕闇の中を中津川まで下って、さらに1泊。