架空の戦闘攻撃機「爆風」がいかに開発され、戦線に投入され、いかに使われていったかを連作形式に語り続ける仮想戦記の第2弾。こういう表記だけれど、まあ『紅蓮の翼(2)』だよね。
今回はガダルカナル島の攻防を巡る4話が収録されているけれど、プロローグもそれなりのボリュームと起承転結があるので5話と考えたいし、いやそれなら枚数も少なく内容も次の戦いのための風景をスケッチしているだけの4話はエピローグとするべきなんじゃないかとか、あれこれ余計なことを思ったり。まあ、それぞれが独立した1話ではなく、連続した「第×回」の感覚かな。そう考えるとプロローグは他の話に直接関連していないから、プロローグとしか置けないか……。
内容的には初陣で地獄を見た新米士官を描いた「プロローグ」、爆風夜襲隊を独自に編成した美濃部中尉が噴進弾を手に入れる「切り札は己のみ」、爆風夜襲隊がサヴォ島沖の乱戦に突入する「巨竜は闇に消ゆ」、ニューカレドニア沖の奇妙なECM戦の顛末を描いた「遠すぎた楽園」、新たな戦いの準備が進む中でおこなわれる模擬空戦の「眼下の敵」。連続した話なので、特にどの話が良いということもなく、ただあちこちでそれぞれの思惑で進む改良や編成がどういう形で結実するか、徒花と散るかを見守る面白さがあります。もう少し爆風視点で話が進んでもいいかなとは思います。なんというか戦艦群の叩き合いの方が面白くないですか。
しかしまったく本編とは関係ない、おかしな宗教が流行っているらしいボナペ島……って、どんなネタを仕込んでるんですかっ!? 考えすぎ?
【架空戦記】【爆風】【ポナペ島経典】
今回はガダルカナル島の攻防を巡る4話が収録されているけれど、プロローグもそれなりのボリュームと起承転結があるので5話と考えたいし、いやそれなら枚数も少なく内容も次の戦いのための風景をスケッチしているだけの4話はエピローグとするべきなんじゃないかとか、あれこれ余計なことを思ったり。まあ、それぞれが独立した1話ではなく、連続した「第×回」の感覚かな。そう考えるとプロローグは他の話に直接関連していないから、プロローグとしか置けないか……。
内容的には初陣で地獄を見た新米士官を描いた「プロローグ」、爆風夜襲隊を独自に編成した美濃部中尉が噴進弾を手に入れる「切り札は己のみ」、爆風夜襲隊がサヴォ島沖の乱戦に突入する「巨竜は闇に消ゆ」、ニューカレドニア沖の奇妙なECM戦の顛末を描いた「遠すぎた楽園」、新たな戦いの準備が進む中でおこなわれる模擬空戦の「眼下の敵」。連続した話なので、特にどの話が良いということもなく、ただあちこちでそれぞれの思惑で進む改良や編成がどういう形で結実するか、徒花と散るかを見守る面白さがあります。もう少し爆風視点で話が進んでもいいかなとは思います。なんというか戦艦群の叩き合いの方が面白くないですか。
しかしまったく本編とは関係ない、おかしな宗教が流行っているらしいボナペ島……って、どんなネタを仕込んでるんですかっ!? 考えすぎ?
【架空戦記】【爆風】【ポナペ島経典】