「最強戦艦決戦 ラバウル強襲1943」の副題がついているとおり。
反攻作戦のためにラバウルに進出した第二艦隊は、アメリカ機動部隊の奇襲によって打撃を受けてしまう。しかし南東方面艦隊指揮官の草鹿中将は、逆に雷撃を受けて動けなくなった大和を守る形で武蔵と長門を貼り付けることを決意した。帝国海軍の誇る3隻の巨艦をラバウル軍港を守る盾にして、残りの艦隊を温存しようというのだ……。
与えられた条件を敵味方が徹底的に分析し、論理的に最適の解を出そうと競い合う、知的パズルの要素が強い作品は面白い。短期的な視野狭窄、感情的な趣味嗜好のはいる余地など無い。そしてここまで冷静に判断したつもりでも、最後の最後は人間の選択に任されるというところも。人間が常に合理的に判断できるとは限らないし、合理的な判断が正しいとは限らないのだ。
まあ、趣味に走った登場人物たちの物語も好きだけれど、こういう人の生死がかかった話ではおことわり。自分の趣味に自分の命を賭けるのは自由だけれど、他人の命を賭けられちゃかなわない。
そういう意味で、冷徹に帝国海軍の象徴たる巨竜3艦を切り捨てられる草鹿中将って良いよねえ。
【大和】【ラバウル】【太平洋戦争】【あしたのジョー】
反攻作戦のためにラバウルに進出した第二艦隊は、アメリカ機動部隊の奇襲によって打撃を受けてしまう。しかし南東方面艦隊指揮官の草鹿中将は、逆に雷撃を受けて動けなくなった大和を守る形で武蔵と長門を貼り付けることを決意した。帝国海軍の誇る3隻の巨艦をラバウル軍港を守る盾にして、残りの艦隊を温存しようというのだ……。
与えられた条件を敵味方が徹底的に分析し、論理的に最適の解を出そうと競い合う、知的パズルの要素が強い作品は面白い。短期的な視野狭窄、感情的な趣味嗜好のはいる余地など無い。そしてここまで冷静に判断したつもりでも、最後の最後は人間の選択に任されるというところも。人間が常に合理的に判断できるとは限らないし、合理的な判断が正しいとは限らないのだ。
まあ、趣味に走った登場人物たちの物語も好きだけれど、こういう人の生死がかかった話ではおことわり。自分の趣味に自分の命を賭けるのは自由だけれど、他人の命を賭けられちゃかなわない。
そういう意味で、冷徹に帝国海軍の象徴たる巨竜3艦を切り捨てられる草鹿中将って良いよねえ。
【大和】【ラバウル】【太平洋戦争】【あしたのジョー】