2015年の超伝導粒子爆発によって、エルフやフェアリーの世界など５つの異界に通じる巨大な時空の穴が誕生した。多額の国家予算を費やして身体のほとんどをサイボーグ化した国家安全保障局の特務探査官リーラ・ブラックは、初の単独任務として魔法がらみの脅迫状を送りつけられたエルフ族のロックスターの身辺警護を命じられるが……。
ひとことでいうと、『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』が魔法使いの暗殺者と戦うパラノーマル・ロマンス小説。作者は英国人。洋の東西、対象年齢の高低を問わず、考えることは皆同じ。
……瀕死の女性をサイボーグ化して政府のエージェントに……というとバイオニック・ジェミーだけれど、中身を観ていると００ナンバーっぽいかな。指から火を吹き、腕には爆弾を仕込み、水中を進み、ジェット噴流で空を飛ぶあたり。
ただ主人公の性格がカリカリしていて取っつきにくい上に、ちょっと柔らかくなったと思ったらいきなり発情して服をびりびり破くという、ツンデレという以前に「つきあいにくいやつだなー」という感想。
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