付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

『宇宙戦艦ヤマト2199』 第二章「太陽圏の死闘」BD

2012-07-13 | ミリタリーSF・未来戦記
 劇場公開時に買えなかった、劇場販売用BDが到着。ヤマトが佐川でやってきた。18時以降の配達指定のはずなのに、17時前に到着するのは業者を確認した段階である程度予想できたけれど、遅くなるよりはマシかと代引きを立て替えてくれた家族に感謝。というか、子供たちが手分けして9000円をかき集めたらしい。おまえら、金あるなあ……。

 今回からは冒頭にきちんとオープニングが付くようになって、やっとこれでフィルムとして完成したような感覚です。やはり、この曲がないとね。
 ここに問題があって発売が延期されたという特典映像ですが、上映開始直前イベントの映像が2つとオーディオ・コメンタリー。オーディオ・コメンタリーでは鈴村健一がまるでリアル世代であるかのように語ること、語ること。やはり「理詰めじゃない美しさ」 だと。
 設計図が届いて3~4日で新型エンジンが完成した上に応用した兵器まで搭載してしまうとか、今の目で見て「おかしい」という箇所はどんどん直していく。土星の衛星はタイタンよりもエンケラドゥスの方がそれらしいとか、現代の科学で分かったことがあるならそれに合わせてアップデートしていく。でも、すべて理詰めにしちゃいない。それは不徹底さではなく、美学なのです。

 確認したけれど、幹部会議には保安部員は1度も1人も呼ばれておらず、非常時にも他人事でにこにこにやにや。普通に考えれば悪役一直線です。
 負傷者で右往左往の医務室に真琴の代理で顔を出したのは、マサキ軍曹みたいな人でした。

【宇宙戦艦ヤマト2199】【第二章「太陽圏の死闘」】【出渕裕】【結城信輝】【樋口真嗣】


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「ログ・ホライズン4~ゲームの終わり【下】」 橙乃ままれ

2012-07-13 | VRMMO・ゲーム世界
「もしそこに意義が見いだせないのならば、死よりも生の方が恐ろしいのは、どちらの世界でも一緒ではありませんか?」
 アキバ最大の戦闘系ギルドの長、“狂戦士”クラスティの言葉。

 数万のゴブリンが湧いた。無数のゴブリンが野山にあふれ、大地人の村に襲いかかる。
 イベント「ゴブリン王の帰還」である。
 元のゲームならば定期的に発生する大規模イベントの1つにすぎない。いざとなったら、イベントが終了するまで放置しておけばいい。
 だが、トウヤたち5人の初心者パーティは防壁のないチョウシの街へ走った。
 彼らが必死になって大地人の街を守る必要はない。クエストでもない。報酬もない。助けない理由ならいくらでもあるが、助ける理由は1つもない。
 でも、理由が無くても利が無くても、助けたい気持ちがあったら他人を助けるのが「冒険者」ってやつじゃない?

 初心者パーティは初心者なりに、そして実力以上の秒単位の管制戦闘をみせてくれます。一方、ベテラン勢はベテランなりに貫禄たっぷり威風堂々たる集団戦闘を繰り広げます。
 でも、この戦いが成立したのも、つまるところは“ぐうたら姫”がひきこもりを返上したからなのです。
 みんながそれぞれに主役として活躍しながらも話全体がばらばらになるでなく、骨太で、血湧き肉躍り、それでいてユーモアあふれる物語になっているのは見事。感涙ってやつです。
 こういう話を読めるって、幸せだなあと思います。
 で、ルディの回想は西日本編の伏線かな?

【ログ・ホライズン】【ゲームの終わり(下)】【橙乃ままれ】【ハラカズヒロ】【エンターブレイン】【MMORPG】【部隊編成】【WEB小説】【蒸気機関】【電撃戦】【飽和攻撃】【ハーレム体質】【方陣】【わんこ】
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