「うしろめたいシステムは無垢な人間の存在を認めない」
人類文明“カルチャー”は頂点に達していた。
貧困も病気も、死すら超越してしまい、人々は日々、さまざまなゲームに興じている。
ゲームの達人と呼ばれているジェルノー・グルゲーのもとに、究極のゲームへの招待が届く。
それはカルチャーとは別の文明、政治も軍事も宗教もすべてゲームで決められるというアザド帝国の皇帝が主催するゲームであった……。
松本零士といえば『インセクト』であり、『火星の戦士』の表紙カバーなのです。
でも、この表紙イラストは今いち。誰が手を抜いたか知らないけれど、主人公は黒人のはずなんだけれど、白い顔の人しか表紙にいないのだ……。
内容的には、オーソドックスなゲームSF……ゲームSF?
AIをパートナーにジョン・ヴァーリイの八世界シリーズのような世界から異星を訪問した男が、ひたすらゲームを繰り広げる話。設定だけをちらりと聞くと、ゲーム世界にダイブインするサイバーパンクっぽい作品のような気もしますが、実際はもっとアナログで、カードバトルをしない遊戯王というのがいちばん近いかも。
発表当時は良かったんだろうけれど、今の日本で読むならばゲームの内容が平凡。なにか凄いんだろうけれど、カイジとかを読んでしまうと肝心のゲーム部分が物足りなく思えてしまうのが残念。この半分の文量でインパクト勝負に走ったら傑作かも。
【ゲーム・プレイヤー】【イアン・M・バンクス】【松本零士】【角川文庫】【帝国ゲーム省】【性転換】
人類文明“カルチャー”は頂点に達していた。
貧困も病気も、死すら超越してしまい、人々は日々、さまざまなゲームに興じている。
ゲームの達人と呼ばれているジェルノー・グルゲーのもとに、究極のゲームへの招待が届く。
それはカルチャーとは別の文明、政治も軍事も宗教もすべてゲームで決められるというアザド帝国の皇帝が主催するゲームであった……。
松本零士といえば『インセクト』であり、『火星の戦士』の表紙カバーなのです。
でも、この表紙イラストは今いち。誰が手を抜いたか知らないけれど、主人公は黒人のはずなんだけれど、白い顔の人しか表紙にいないのだ……。
内容的には、オーソドックスなゲームSF……ゲームSF?
AIをパートナーにジョン・ヴァーリイの八世界シリーズのような世界から異星を訪問した男が、ひたすらゲームを繰り広げる話。設定だけをちらりと聞くと、ゲーム世界にダイブインするサイバーパンクっぽい作品のような気もしますが、実際はもっとアナログで、カードバトルをしない遊戯王というのがいちばん近いかも。
発表当時は良かったんだろうけれど、今の日本で読むならばゲームの内容が平凡。なにか凄いんだろうけれど、カイジとかを読んでしまうと肝心のゲーム部分が物足りなく思えてしまうのが残念。この半分の文量でインパクト勝負に走ったら傑作かも。
【ゲーム・プレイヤー】【イアン・M・バンクス】【松本零士】【角川文庫】【帝国ゲーム省】【性転換】