第十代将軍・家治の御代、小藩の正室として嫁いだめだか姫だが、退屈で死にそうになる度に余計な事件に首を突っ込んで周囲の人間を振りまわしてしまう。
そんなめだか姫が、今度は冷や飯ぐらいの将棋指しが身分違いの恋に苦しんでいると聞きつけ……。
「なあに、めだかが乗り出したのだ。つまらぬ色恋沙汰で終わるはずがない。必ずや大騒動になるだろう。いや、いざとなったらこのわしが、力ずくで天下の一大事にしてみせるわい!」
この父にして娘あり。西条綱道の言葉。
シリーズ3冊目。最初から順番に読んでいたけれど、日本史は『風雲児』から開眼した人間なので、田沼意次が旧態依然のステロな悪役でしかない作品には心底から楽しめないのですね。面白いから続きを読んでいたけれど、「また田沼が悪役かい」と少々げんなり。せめて『剣客商売』での田沼くらいにはして欲しかったけど、娯楽活劇には分かりやすい悪役が求められるのだから仕方がないかな。
【退屈姫君】【恋に燃える】【米村圭伍】【譜面】【将棋】
そんなめだか姫が、今度は冷や飯ぐらいの将棋指しが身分違いの恋に苦しんでいると聞きつけ……。
「なあに、めだかが乗り出したのだ。つまらぬ色恋沙汰で終わるはずがない。必ずや大騒動になるだろう。いや、いざとなったらこのわしが、力ずくで天下の一大事にしてみせるわい!」
この父にして娘あり。西条綱道の言葉。
シリーズ3冊目。最初から順番に読んでいたけれど、日本史は『風雲児』から開眼した人間なので、田沼意次が旧態依然のステロな悪役でしかない作品には心底から楽しめないのですね。面白いから続きを読んでいたけれど、「また田沼が悪役かい」と少々げんなり。せめて『剣客商売』での田沼くらいにはして欲しかったけど、娯楽活劇には分かりやすい悪役が求められるのだから仕方がないかな。
【退屈姫君】【恋に燃える】【米村圭伍】【譜面】【将棋】