
2014年の北アルプス・コロロギ岳の観測所で、太陽観測に従事している2人の天文学者たち。
本来なら接点の無いはずの彼らだったが……。
21世紀と23世紀をつなぐ時間SF。
「私としては、腕白年下無邪気攻め、の想定です」
岳樺百葉が才谷煌海に告げた言葉。
200有余年の時と空間を超えた救出作戦に、『復活の地』のようなスペクタキュラーなプロジェクトかと期待していたのに、なぜかプロジェクトが進めば進むほど漂う腐臭はいったいなんなのでしょうか……?
でも、さすがは小川一水。時間SFと地球外知性とのファーストコンタクトをきれいにまとめてくれました。
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