付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「シーファイター全艇発進(下)」 ジェイムズ・H・コッブ

2013-10-17 | 架空戦記・仮想戦史
「誇りはすくなすぎるとかありすぎるというものではないわ。問題はそれをどう使うかよ」
 すべてを投げ捨てる気が無ければ、時間のかかる、困難な道を選べとアマンダ・ギャレット大佐。

 西アフリカ連邦を経済封鎖して兵糧攻めを試みる国連軍だったが、その前に記録的なハリケーンが襲いかかってくる……。

 たとえ装備で劣り、補給もままならなかろうと、連邦軍は一方的にやられてはいません。それぞれの誇りを賭け、めざすもののために戦う好敵手。でも、掛け金は部下たちの命なのです。
 そして、戦隊司令になりながら、戦闘は司令室で起きているのではなく最前線で起きているのだとばかり、ここぞというときには陣頭指揮を執りたがるギャレット大佐に「アマンダ、きみはカーク船長ではないんだ!」と渋い表情の提督ですが、それでもいつの間にか染まってきているのにまだ気がついていないようですが……。

【シーファイター全艇発進】【ジェイムズ・H・コッブ】【文春文庫】【軍事冒険小説】【経済封鎖】【少年兵】【港湾封鎖】


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする