
そんな大陸書房にてひかわ玲子や茅田砂胡とともに単行本デビューした、麻城ゆうの代表作。月光界シリーズそのものは、同人誌から商業誌まであちこちで主人公を変え、時代を変え、国を変えて語られ続けているので追いかけるのは大変ですが、これだけは押さえておきたい作品です。
高校を卒業したばかりの輪堂弓香は、親友2人とのお泊まり会の最中、買い出しに出かけたまま消えてしまった。
祖母の形見の指輪とペンダントが原因だったのか、満月の光のせいなのか、異世界に転移、界渡りしていたのだ。
そこは太陽の代わりに月が輝き、全ての生き物が月光によって守られる“月光界”。自分の界渡りがきっかけでザレの国のレイラ姫が行方不明になったと知ったユミカは、呪司の王ティッチとその兄ミズールと共にネンゲの国へと旅だったのだが……。
大陸書房が沈んだ後、角川スニーカー文庫から刊行されますが、イラストはやはりこちらの方が良かったので、そちらには手を出していません。
平凡な女子高生だった18歳の少女がいきなり異世界に転移し、それをきっかけに大魔法使いとして覚醒していくという、児童文学系ファンタジーやSFの定番だった異世界冒険譚というか貴種漂流譚として形にした、かなり早めの作品。
登場人物も皆ひと癖もふた癖もあり、3人旅でも2人連れとかいきなりの展開に驚愕するところからの開幕でした。
【界渡りの魔道者】【月光界シリーズ1】【麻城ゆう】【道原かつみ】【大陸ノベルス】【スニーカー文庫】【SFファンタジー】