付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行3」 赤石赫々

2015-06-10 | 時代・歴史・武侠小説
「大切なのはな、自分を見極め、自分にできることをするということなのだ。臆病でいい。勇気と無謀とは違う」
 ありふれた言葉ではあるけれど、生きていてこそ強くなれるとスラヴァ=マーシャル。

 盗賊に襲われた商人を助けたり、その娘に慕われたりしながらも、久々にアルファレイアに戻ってきたスラヴァの一行。ここでのんびりと旧交を温めることとしたのだが、帝都を襲撃したテロリストの一団が、スラヴァの同級生だった少女セリアらを人質に劇場に立て篭もってしまう。
 だが、救出に向かうスラヴァの前に因縁の好敵手、本当なら既に死んでいるはずの男ゼツロが立ちふさがった……。

 商人の娘、レティスとクラリッサの登場。そしてセリアの再登場。かくしてシェリルやソーニャも交えたスラヴァ争奪戦が激化するわけですが、肝心の主人公は「見た目は子供、頭脳は老人」なので、孫でも相手にするように軽くスルーです。
 左高例の「異世界から帰ったら江戸なのである」もそうですが、主人公をバカでも意気地なしでもなく好感度を下げないでハーレムを構築しようとすると、この設定が今のところ最有力のようです。

【武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行3】【赤石赫々】【bun150】【ファンタジア文庫】【ウェブ小説】【転生】【人生やり直し】【バーベット】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする