「清らかなるものよ顕現せよ」「常しえなるものよ顕現せよ」
「『光サス聖域!!』」
孤児院を救うため、冒険者ヴィルヘルムやシスター・ラシアと闇の平原に赴いた最古参プレイヤーのシンは、ボス級モンスターのスカルフェイス・ロードに遭遇する。ダンジョンの封印を打ち砕き、尽きることなくスカルフェイスを召喚するロードに、平原は白骨の兵士に埋め尽くされようかという状況に陥ってしまい、このままでは街にモンスターが押し寄せるのも時間の問題となってしまう。
だが、そこに飛び込んできたのは、伝説の英雄シュニー・ライザー。本来エルフが苦手とする近接戦においても一騎当千の活躍を見せる、美貌のハイエルフだった……。
デスゲームをクリアしたと思ったら、ゲーム世界の500年後にトリップさせられた廃プレイヤーの冒険譚。１巻冒頭から、凄い凄いと噂されつつ姿を見せることもなかったシュニー・ライザーがついに登場。いかなる国家にも宗教にも屈さず属さない孤高の英雄は、ただ１人の主に付き随うためだけに存在していた……という、ある意味クライマックスな巻。
長い歳月を経て、再開した英雄２人がそのまま打ち合わせもないまま合わせ技炸裂……というのは、ヒーローものの王道展開。仮面ライダー１号２号のスノーマン戦とかね、燃えるっしょ。こういうのは！
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