付け焼き刃の覚え書き

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「戦国小町苦労譚」 夾竹桃

2016-03-13 | 戦国転生・歴史改変
 農業高校生の綾小路静子は、買い物帰りの山道でいつの間にか過去に飛ばされていた。
 目の前には騎馬の武将。射小手に描かれた「五つ葉木瓜紋」と腰の「宗三左文字」などから相手はどうやら織田信長らしいと気がついた。
 一方、信長も目の前の娘がどうやらこの国の人間ではないと気がついた。もしかしたら南蛮の人間なのか。
 とりあえず実力さえあれば女であっても信長なら取り立ててくれるだろうと保護を期待する静子と、南蛮の技術を手に入れたい信長の利害が一致した。
 信長は静子に保護を与える条件に、貧しい村の再開発を命じるのだが……。

 ひとことでいうと、この巻については「戦国時代にタイムトリップした女子高生が、DASH村をつくる話」かな。信長といっしょに天下布武。最近の異世界内政系ではいちばんのお勧め。
 ただし、「平々凡々な女子高生」というのはウソ。農業技術の理論と実践に長けていて、歴史書を読み込んで軍学と兵器にも詳しい歴史マニアで、鹿の解体もできる狩猟者で……と、現代から持ち込んだ本やスマホのライブラリというアンチョコこそあれ、まるで平成のアイドルのような八面六臂の活躍です。

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