戦車が竜と戦ったり、戦車が竜と呼ばれたり、ミリタリとファンタジーが融合する話は大好物なんですが、これはその新しい１冊。剣と魔法でモンスターと戦う世界。
アーネンエルベ狩竜師学校の落ちこぼれ学生、トウヤ・クリバヤシは私物として不格好な装備を持ち込んでいた。古の黙示戦争で精霊と共に異世界より召喚された異形のゴーレム、Ｖ号戦車パンターである。
今となっては運用方法を知る者もいない戦車だが、トウヤはドワーフの助けで整備し燃料を手に入れ、これで竜を狩ろうと仲間を募るのだが……。
とりあえず戦車の砲身に銃剣取り付けて突撃しようという発想だけで勝利。戦車精霊はこわいけど、主人公の名前からして栗林大将も来ていたのかも。
けれど、トウヤはナチュラルに酷い奴で、消去法で車長をやれるのはダメ女騎士シェルシェしかいないと言っておきながら、その後にさらりとお前以上に車長をうまくやれる奴はいないと口説くんだよね。本人たちが気にしてないからかまわないんですが。
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