
アルトゥル・ドレイコン将軍は女医に自分が戦い続ける理由を答える。
完全な独立をはたしたミッドウェイ星系は、宇宙艦隊を掌握し内政を担当するイケニ大統領と、陸上軍を掌握し防衛を担当するドレイコン将軍が互いに疑心暗鬼に苦しみつつ協力体制を維持してきた。
そこに星系の奪還をもくろむシンディック艦隊が襲来するが、これは撃退。しかし、独立を維持するためには隣接するウリンディ星系の独裁者ハリスを排除せねばならないと、ドレイコン将軍はウリンディ星系への侵攻を実行するのだが……。
まだまだ内部からの情報が流出して罠にかけられ、腹心の部下すら信用できない中、敵中に孤立したドレイコン将軍と戦力が手薄な状態で強大な戦艦ひきいるシンディックの小艦隊の来襲を迎え撃つことになったイケニ大統領の戦いが続きます。敵も味方も2つ3つは罠を用意するのがセオリー。姿の見えない敵との攻防は、さすが彷徨える艦隊の外伝です。
【彷徨える艦隊外伝3】【勝利を導く剣】【ジャック・キャンベル】【寺田克也】【ハヤカワ文庫SF】【戦争SFの最高峰】