異世界に転生した少年・カイには神の刻印があった。本来ならば神にスキルを与えられる祝福されるべきものだが、この刻印は邪神とされる神の名が刻まれていたのだ。本来なら祝われるべき日に、教会の掟によって魔物だらけの弧島に島流しにあってしまう。
だが、邪神の祝福によるスキルは『てのひら開拓村』というもので、別世界に構築された箱庭を開拓していくことで、そこで生産される品々を入手することができるのだ。
カイは、なぜか島に住んでいた少女・アビスや、彼の後から島流しにあった少女、危機を救った亡国の姫らと共に無人島での国家建設に邁進するのだった……。
「楽々」という単語と「サバイバル」という単語が両立する不思議な物語。まあ、テレビバラエティーの無人島サバイバルよりは苦しいかな。
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