
彼は快適な尾張の暮らしをいずれは越後にまで広げたいと考えていた。だが、それは簡単にいくことではないことは分かっている。この国が豊かで平穏なのは静子の存在があってこそ。単に農業だけ真似してもうまくいくはずもなく、インフラ整備する技術者の育成から流通の根幹になる街道整備まで総合的に同時進行で進めないといけないのだ。
そして、それができるのは、今のところ静子だけであった……。
時は1576年。静子がこの時代にやってきて10年超。信長の腹心として富国強兵を成し遂げる一方、恋愛も結婚もすっぽかして子育て始めていますが、そろそろ古き友人たちとの別れの時期も近づいてきています。本願寺との和睦も見えてきて、文字通りのターニングポイントとなる巻。
その頃、「足満おじさん」は静子のための裏仕事、汚れ仕事に邁進していますが、彼視点での異世界転生・人生やり直しものとして読むこともできます。つまり「将軍様、リトライ!」。
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