「何かの道を進む者にとって、自慢できるような弟子ができるということは、すごくうれしいことなんじゃないか？」エダとアリオスを引き連れニーナエの迷宮に挑もうとしていたレカンは、そこで女騎士ヘレスから同行させて欲しいと頼まれる。迷宮主討伐に参加した証が必要だと言うのだ。
最初は面倒が増えるだけだと乗り気でなかったレカンだが、モノは試しとヘレスと剣を合わせてみて気が変わった。才能はありそうだが、実戦を知らない型稽古でかちんこちんなのだ。
「ちょっとこいつをいじってみたくなった」
「私もこの人がいじられるのをみてみたいです」
話は決まった……。
無愛想で強面だけれど凄腕の、隻眼の剣士の冒険譚。さまざまな仲間とパーティーを組んだり分かれたり。今回は幾つかの決闘や迷宮攻略を経て薬学と魔法の師であるシーラとの別れまで。
【狼は眠らない０３】【支援ＢＩＳ】【田ヶ喜一】【エンターブレイン】【孤高の狼・レカンの英雄譚】【小説家になろう】
