「異世界航空宇宙局～魔法があれば宇宙に行くのなんか簡単じゃない？～」syake

　馬車の事故で両親を失い、幼い頃からたった１人で森の中で魔導具を作り続けて暮らしていたレオンだが、彼には前世の記憶、現代世界＝地球の知識があった。事故をきっかけに思い出したのだ。
　そんな彼が宇宙に行きたいという夢を見いだした。これだけ魔法の普及した世界なら科学技術ではなく魔法で宇宙に行けるんじゃない？

　話としては単純。魔法技術と科学技術を融合させた主人公が、剣や魔法の世界にブレイクスルーをもたらし、宇宙開発を進めていく物語。
　辺境の王国に飛行機・船舶をもたらしていくけれど、主人公だけがスゴいのではなく、アイデアを与えられたらそれを実現しちゃう魔法世界の職人とか、使いこなせる魔法使いってすげー！と主人公がリスペクトしている話です。笹本祐一作品みたいにオペレーション描写を描き込めばさらに長くなるけれど、そこを軽く書き飛ばしているのでバランスが取れている感があります。

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