ベトナム戦争さなかの1960年代アメリカで『指輪物語』がベストセラーになってしまい、ヒッピー文化がまん延する大学で現実の政治家に期待できなくなった学生たちが「ガンダルフを大統領に!」とスローガンを叫び、70年代になって日本でも翻訳が始まりました。
この神話の時代からの歴史、地理、言語まで作り込まれた物語は、ファンタジーを子供向けのおとぎ話、マニア向けの幻想譚から若者向けのカルチャーへと押し上げました。
その『指輪物語』の世界をウォーゲームで再現しようとテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』が生まれ、85年代に日本語版も発売。86年にはファミコンRPG『ドラゴンクエスト』が大ヒット。同じく86年にはパソコンゲーム専門誌「コンプティーク」誌上で連載記事としてD&Dリプレイ記事『ロードス島戦記』がスタート。これが好評となって88年には小説版『ロードス島戦記』が刊行。
その流れでテーブルトークRPGが普及し始め、その過程で、本来はゲーム専門誌である『タクティクス』や『RPGマガジン』などで「ファンタジーには『指輪物語』とか『蛮人コナン』とか『ファファード&グレイマウザー』とか面白い作品がいっぱいあるので、シナリオの元ネタとか雰囲気を知る勉強のつもりで読んでみると良いよ」と啓蒙活動してたんですね。
つまり、日本ではドラクエとロードスがスゴかったんや。
この神話の時代からの歴史、地理、言語まで作り込まれた物語は、ファンタジーを子供向けのおとぎ話、マニア向けの幻想譚から若者向けのカルチャーへと押し上げました。
その『指輪物語』の世界をウォーゲームで再現しようとテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』が生まれ、85年代に日本語版も発売。86年にはファミコンRPG『ドラゴンクエスト』が大ヒット。同じく86年にはパソコンゲーム専門誌「コンプティーク」誌上で連載記事としてD&Dリプレイ記事『ロードス島戦記』がスタート。これが好評となって88年には小説版『ロードス島戦記』が刊行。
その流れでテーブルトークRPGが普及し始め、その過程で、本来はゲーム専門誌である『タクティクス』や『RPGマガジン』などで「ファンタジーには『指輪物語』とか『蛮人コナン』とか『ファファード&グレイマウザー』とか面白い作品がいっぱいあるので、シナリオの元ネタとか雰囲気を知る勉強のつもりで読んでみると良いよ」と啓蒙活動してたんですね。
つまり、日本ではドラクエとロードスがスゴかったんや。