付け焼き刃の覚え書き

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「淡海乃海 水面が揺れる時 十二」 イスラーフィール

2022-01-09 | 戦国転生・歴史改変
「人間、野心の有るうちは他者を踏み付けにし犠牲にする事を何とも思わぬ。だが野心が無くなれば他者から受けた恩に報いなければと思う」
 太政大臣の地位に上がった朽木基綱の言葉。

 朽木の当主となった堅綱が織田の旧臣らを率いて関東で徳川征伐を行っている頃、前内府となった基綱は九州平定の軍を動員していた。その数、およそ10万。今の朽木にはそれだけの力がある。しかし、見方によってはそれだけの力しかないとも言える。
 四国の情勢は予断を許さず、ただ備えをするのが限界であった。しかし九州では大友が足を引っ張る……。

 無能な味方は……という第1回の九州征伐回。そして因縁の徳川との戦いも続きます。「正しいから生き残ったのではない。生き残ったから正しいのだ」と明智光秀が朽木を評しますが、朽木堅綱にとっても試練の時期となります。

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